轟焦凍２ ページ10
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焦凍はAが病院に入った後に、静かに去っていく爆豪の背中を眺めていた。
(さっきの緑谷のメール……もしかして)
爆豪が緑谷に連絡をとって、焦凍からこの病院の場所を聞きだそうとしたのでは……と考えた。
(……あの爆豪が？)
ありえない──しかしこの現状は……。
確証はないが、頭の中に散らばるパズルのピースが合わさっていく感覚を、焦凍は完全に否定はできなかった。
それから数分後。
緊張しながらも病室を訪れたAを母親と出迎えた。
はじめはどう接すべきなのか戸惑っていたAだが、時間が経つにつれていつも通りに戻っていった。
「お母さん、あのね……えっと…………」
「なあに？」
「しょ、職場体験に行ってきてね！ 皆さん親切にしてくれて楽しかったんだよ」
Aはたまに言葉を詰まらせては他愛ない話題で誤魔化した。
言いたいことがあって……、でも言えなくて。
見え隠れするそれがもどかしいが、焦凍は何も言わずに見守っていた。
「そうなの。良かったわね」
「うん、すごくためになった」
母親もそれに気付いているのか、Aのペースに合わせてくれている。
大丈夫。
何度でも会いにくれば良いのだから。
その証拠にAは「また来るね、お母さん。焦凍と一緒に！」と笑顔を見せた。
気付けば夕方になっていた。
まだ外は明るいが、そろそろ帰らないと夕飯に遅れてしまう。
焦凍は姉にお願いされていた洗濯物を持参した鞄に入れた。
「そうそう、A……」
「なに？」
病室を出ようとしているAを母親が引き止める。
「さっき何度も言いかけてたこと、お母さん気になっちゃって……」
「え……！？」
「な……っ」
不意をついたタイミングにAと焦凍は動揺した。
今……？今それを訊いてしまうのか？と２人は顔を見合わせた。
あたふたする２人に母親はたおやかに微笑んで口を開いた。
「さっきそこまで一緒に来ていたのは彼氏さんかしら……？」
「へ？」
「焦凍は違うって言ってたけど、気になって……。また紹介してね」
口元に手を当てて内緒話のように言う母親にAはぽかんとした。
まさかそんな勘違いをしていたとは焦凍も思っておらず、不自然な体勢で動きを止めたまま母親を凝視した。
「……いや、違うから。ありえないから」
Aはさきほどの焦凍と同じセリフを吐き、顔の前で手を振って否定の動作を繰り返した。
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瑠依(プロフ) - やっと夢主ちゃんと爆豪くんがくっつきましたね...！とても胸がキュンキュンして1日中、爆豪くんのことしか考えられなくなりました！！最高です！！！これからも更新、頑張って下さい！応援してます！ (2018年6月1日 17時) (
レス) id: 518b20c440 (このIDを非表示/違反報告)
ふーこ(プロフ) - 萌えすぎてハゲそう。これからも頑張って下さい！！！ (2018年6月1日 15時) (レス) id: bce62ace19 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ここに天才はいたんですね、、、 (2018年5月31日 21時) (レス) id: cfdb26c000 (このIDを非表示/違反報告)
Noah(プロフ) - んあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"やばいです絵も文才も！これからも頑張ってください！ (2018年5月31日 19時) (レス) id: ce4a985f40 (このIDを非表示/違反報告)
うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい← - え！？！？ちょちょちょちょちょちょ.......絵上手すぎん！？！？！？！？！？！？ (2018年5月29日 23時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年5月13日 13時
