究極の選択 ページ6
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「待って待って！ ちょ、無理だって！！」
「うるせーー黙れクソ女」
「はーなーしーてーーっ！！」
飲食店が並ぶ繁華街で、Aと爆豪は攻防を繰り広げていた。
「あ゛ーーっ、クソ、大人しくしろっつってんだろっ！！」
「だって！！」
──と、Aが指を差した先にはラーメン屋の看板。
普通のラーメン屋ならまだ良い。
しかし爆豪が向かおうとしている店には“どこよりも激辛が売り！！”という文字があるのだ。
まだ開店はしていないが、どんなラーメンが出てくるのかは想像に容易い。
「絶対にムリ！ 行くなら１人で行って！！」
腹が減ったという爆豪について行けばこれである。
その文字が見えた瞬間、Aは逃走を謀った。
……が、爆豪によって悲しくも妨害されてしまい、今に至る。
「俺が今から言う条件をのんだら許してやる」
「分かりました！ だから許して！」
「ぶっ殺す」
「なんでそうなるのっ！？」
どちらにせよAに残された選択は“死”であった。
冗談であって欲しい。切実に。
迷いなく死刑宣告する爆豪は空いた手でAの頭頂部に拳をぐりぐりと押し付けた。
「いだ、いだだだっ、ちょ、なに！？」
「警戒心が足りないとシスコン野郎に言われなかったか？ あ゛あ！？」
「してるよ！ だからさっき爆豪君の後ろに隠れてたじゃないっ！」
一方的な暴力に涙目になって訴えれば、頭上の圧迫が緩んだ。
「〜〜〜〜っ、あーもう、クソっ！」
「うぅ……痛い」
「んじゃ、ここ行け」
ずいっとマップが表示されたスマホの画面を見せる。
「ここって……」
「凝山病院」
「な……っ！？」
その場所は母親が入院している病院だった。
「む、無理！」
「あっそ」
スマホをズボンのポケットにしまった爆豪は、Aの腕を引いて店に足を進めた。
「激辛ラーメンもいやーーーーっ！！」
究極の選択にAは腕を振って必死に抵抗する。
「なんで……爆豪君がっ、ここまでするの！？関係ないでしょ！？」
「てめーがいつまでもウダウダとウゼーからだよ！ガキじゃねーんだから自分のことは自分で決めろやっ！」
「……っ」
「開き直りゃいーんだよ」
掴む手に力が入ったかと思えば、ぐいっと引き寄せられた。
離れていた距離が一瞬で縮まる。
「行くか、食うかどっちかだ」
爆豪は耳元に唇を寄せ、意地悪な声色でそう囁いた。
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瑠依(プロフ) - やっと夢主ちゃんと爆豪くんがくっつきましたね...！とても胸がキュンキュンして1日中、爆豪くんのことしか考えられなくなりました！！最高です！！！これからも更新、頑張って下さい！応援してます！ (2018年6月1日 17時) (
レス) id: 518b20c440 (このIDを非表示/違反報告)
ふーこ(プロフ) - 萌えすぎてハゲそう。これからも頑張って下さい！！！ (2018年6月1日 15時) (レス) id: bce62ace19 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ここに天才はいたんですね、、、 (2018年5月31日 21時) (レス) id: cfdb26c000 (このIDを非表示/違反報告)
Noah(プロフ) - んあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"やばいです絵も文才も！これからも頑張ってください！ (2018年5月31日 19時) (レス) id: ce4a985f40 (このIDを非表示/違反報告)
うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい← - え！？！？ちょちょちょちょちょちょ.......絵上手すぎん！？！？！？！？！？！？ (2018年5月29日 23時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年5月13日 13時
