緑谷出久３ ページ12
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緑谷たちＡ組の生徒を乗せたバスが停車した。
パーキングに到着して降ろされた場所は、見晴らしが良いだけの何もないところだった。
遠くに見える山と柵を見下ろした崖の下には鬱蒼とした森。
そこでは２人の女性が待ち構えていた。
４人で構成されるチーム、ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ。
そのうちの２人──マンダレイとピクシーボブだ。
独特なポーズと決め台詞で自己紹介をする彼女たちは、山岳救助に秀でたベテランヒーローチーム。
興奮気味に説明した際に余計な情報も口にしてしまい、緑谷は軽く制裁を受けてしまった。
「ここら一帯は私らの所有地なんだけどね、あんたらの宿泊施設はあの山の麓ね」
かわいい猫の形をした指が差したのは、森よりもさらにはるか向こうだった。
「今はAM９：３０。……早ければ、１２時前後かしらん」
──と意味深に言ったところで察しの良い生徒は顔を青くした。
急いでバスへと戻ろうとするが、ピクシーボブに阻まれる。
「悪いね諸君――合宿はもう、始まっている！」
混乱の中、緑谷は車の中にもう１人誰かがいるのが見えた。
目を凝らして確かめようとしたが、不意に盛り上がった土によって崖下に押し出されてしまった。
「私有地につき個性の使用は自由だよ！今から３時間、自分の足で施設までおいでませ！この“魔獣の森”を抜けて！」
突然のできごとにぽかんとするＡ組一同。
つまりこれも訓練の一環。
「魔獣の森？」
「なんだそのドラクエめいた名称は……」
──と誰かが言った直後に魔獣が現れた。
口田の個性が効かないそれは、よく観察するとただの土塊だった。
臨機応変に対応して倒したが、奥の方にもまだいることが窺える。
その中から数体、炎を纏った魔獣と氷で覆われた魔獣が姿を現した。
(……あれ？)
ピクシーボブは土専門の個性のはず。
炎や氷も扱えるという情報はなかった。
(炎と氷なんて、轟君っぽいな……)
なんて考えていたら──
「きゃーー！！ カッコいい焦凍ーーっ！！ こっち向いてーーっ！」
さっきまで自分たちがいた場所を見上げれば、ピクシーボブの隣で手を振っているAがいた。
ちゃっかりホームビデオを構えて「頑張ってねーー！」と兄にエールを送っている。
その後に「えい！」という可愛いかけ声とともに、土魔獣に炎がついたので犯人が確定した。
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瑠依(プロフ) - やっと夢主ちゃんと爆豪くんがくっつきましたね...！とても胸がキュンキュンして1日中、爆豪くんのことしか考えられなくなりました！！最高です！！！これからも更新、頑張って下さい！応援してます！ (2018年6月1日 17時) (
レス) id: 518b20c440 (このIDを非表示/違反報告)
ふーこ(プロフ) - 萌えすぎてハゲそう。これからも頑張って下さい！！！ (2018年6月1日 15時) (レス) id: bce62ace19 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ここに天才はいたんですね、、、 (2018年5月31日 21時) (レス) id: cfdb26c000 (このIDを非表示/違反報告)
Noah(プロフ) - んあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"やばいです絵も文才も！これからも頑張ってください！ (2018年5月31日 19時) (レス) id: ce4a985f40 (このIDを非表示/違反報告)
うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい← - え！？！？ちょちょちょちょちょちょ.......絵上手すぎん！？！？！？！？！？！？ (2018年5月29日 23時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年5月13日 13時
