休日の嘘 ページ2
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テスト明けの休日、Aは１人で街へと出掛けた。
本当はだらだらと昼過ぎまで寝ていたいところだったが、そうもいかなかった。
────他でもない、兄から逃げるため。
＊＊＊＊
事の発端は昨晩の焦凍の言葉だった。
「明日、お母さんのお見舞いに行く」
そこまでは良かった。
どうぞご自由に。
しかし焦凍の言葉はそこで終わらなかった。
「Aも一緒に行こう」
「────え？」
お母さんに会う？
そんなの急に言われても困る。
急じゃなくても無理なのに。
そして思わず言ってしまったのだ。
「私……明日、友達と会う約束してるから無理！」
────と。
どこか怪しい態度に焦凍は違和感を感じていただろう。
それは視線となって伝わってきた。
その日はなんだか居心地が悪くて、そそくさと自分の部屋に帰った。
そして翌日。
つまりは今日だ。
嫌な予感がしたので、早めに起きて出掛ける準備をした。
もちろん、用事はない。
友達と会う約束もない。
Aの勘は当たっていて、準備ができたところで焦凍が訪れた。
「出掛けるって本当だったのか」
「だからそう言ってたじゃない」
やはり怪しまれていた。
そうか……と呟く焦凍に平常を装っているが内心は「あっぶね〜」だ。
「じゃあ私行くから！」
「なら俺も駅まで一緒に……」
「ごめんっ！待ち合わせに遅れそうだから先に行くね！」
焦凍の横をすり抜けてダッシュで玄関を飛び出す。
鞄を持たず、ひとまずAの様子を見にきた焦凍はすぐに追いつけない。
背中に視線を感じながらも、振り返ることなく門を出た。
(さて、どうしようかなぁ……)
……とそこで、先日、葉隠からメールをもらっていたことを思い出した。
休日にみんなで買い物に行くから一緒にどう？という内容だった。
その後には都合の良い文が付け足されていた。
“残念ながら轟君は来ないけど、よかったら！”
(つまり焦凍はここには近づかない……！)
記載されていた木椰区のショッピングモールに向かった。
運が良ければＡ組の皆に会えるかもしれない。
あまり出歩かない街に１人きりというのは心細い。
誰かに会わないだろうかと期待して、周囲を注意深く観察した。
すると見覚えのある人物が目に入った。
「爆豪君だ！」
「あ？」
近づいて声を掛けると、相変わらず不機嫌につり上がる目がAを捉えた。
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瑠依(プロフ) - やっと夢主ちゃんと爆豪くんがくっつきましたね...！とても胸がキュンキュンして1日中、爆豪くんのことしか考えられなくなりました！！最高です！！！これからも更新、頑張って下さい！応援してます！ (2018年6月1日 17時) (
レス) id: 518b20c440 (このIDを非表示/違反報告)
ふーこ(プロフ) - 萌えすぎてハゲそう。これからも頑張って下さい！！！ (2018年6月1日 15時) (レス) id: bce62ace19 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - ここに天才はいたんですね、、、 (2018年5月31日 21時) (レス) id: cfdb26c000 (このIDを非表示/違反報告)
Noah(プロフ) - んあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"やばいです絵も文才も！これからも頑張ってください！ (2018年5月31日 19時) (レス) id: ce4a985f40 (このIDを非表示/違反報告)
うらら@坂田家.ぴく民.ら民.ゆっ家族.などいっぱい← - え！？！？ちょちょちょちょちょちょ.......絵上手すぎん！？！？！？！？！？！？ (2018年5月29日 23時) (レス) id: 6f50c84bd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑪瑙 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=agate0320
作成日時：2018年5月13日 13時
