２９０話「相棒」 ページ6
ミドリが立ち去って...皆、動く事が出来ない。
『シンさん、ケイジさんは...どうなるんですかね...。』
ミドリが言っていた様に私達の力では出来ないって事は...ミドリが解決する方法を握っているのだろう。
ソ「失敗したらミドリの言う通り、ステーキだろうね...。
どうせミドリのことだ...。
ギリギリ不可能な時間設定にしてるハズ...。
でも、それを...ボク達で覆すんだろ。」
『...それもそうです...けど...。』
ソ「ん...？」
『......いいえ、なんでもないです。』
やっぱり...シンさんは...非道になりきれていない。
時々...月見真の理性が働いている。
私は...どうするのが正しいの...？
.
.
サラちゃんはそんな中、ケイジさんの入ってるヒツギを調べ始めた。
改めて、ヒツギを開く事が出来ないのか...砂時計の進行速度はどれくらいか...など。
サ「ケイジさん、今どんな気持ちですか...？」
......こんな状況じゃなかったら...サラちゃんがケイジさんを煽ってる様にしか聞こえない...。
ケ「暗くてせまいねー...。」
それでもケイジさんは何時もの調子でサラちゃんに返答した。
ケ「あのさ...ヒツギを開ける方法...思いついたかも。」
サ「え...！」
暗くて狭いヒツギの中にいたからこそ...落ち着きを取り戻したのだろう。
ケイジさんは驚きの言葉を口にした。
ケ「５階の地図を開いて...。
真ん中の...制御室。
そこに...気になる物がないかなー...。」
制御室の簡単な間取りを思い浮かべる。
あの部屋には監視用のモニターと複雑な機械、シンさんの人工知能、ミドリの外された首輪、１つだけ光っていたモニターがあった。
......確か、あの電源の付いたモニターには...ヒツギ管理システムと書かれていた...？
『ヒツギ管理システム...モニターにはそう書かれてました。』
色とかの違いはまだハッキリとしていないけれど、管理と言うだけあって...開閉も行えるのかもしれない。
ソ「もしかしたら、ヒツギを開けることもできるかもしれないね...。」
ケ「ね、調べてみる価値はありそうでしょ？」
アリ「フン...案外余裕じゃないか...！」
ラ「行ってみるしかねえな...。」
サ「少し...待っててくださいね、ケイジさん。」
サラちゃんはケイジさんの入ったヒツギの脇に座って話を聞いていたがヒツギに手を置いて、ゆっくりと立ち上がった。
ケ「頼んだよ、相棒。」
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伊豆花織(プロフ) - シロヌコさん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んで下さってありがとうございます！もうストックが無いので今必死で書いてます笑 (2022年3月21日 16時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - あっ誤字りましたごめんなさい (2022年3月21日 16時) (レス) id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 仕事がとても早い、プロフェッショナルですね！自分とは違って作品書き上げる速度が本当に速い、、さすがすぎます (2022年3月21日 16時) (レス) @page50 id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 雨玉さん» コメントありがとうございます！ううっ…もう少しで例の悲しすぎるシーンを書かなくちゃ…辛すぎます...泣 (2022年3月21日 16時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
雨玉(プロフ) - この作品むっちゃ好きです。ぅぁ、アリスさんがぁ、ｸﾞｽﾞｯ、切ない… (2022年3月21日 10時) (レス) @page50 id: 7f17357805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年11月23日 20時
