３２４話「ロッカーの奥」 ページ40
しかし...そんな安心も束の間。
部屋が大きく揺れだした。
これまでにも酷い目にあわされてきた。
だから、今度は何が起きるのだろうと...皆が不安になった。
しばらく続いた揺れが収まると...向かって左側のロッカーが自動でスライドして、奥へと繋がる道が出来た。
アン「え〜...！またそういうカラクリ屋敷な感じぃ...？
入りたくね〜...。」
サ「うーん...入るしかないだろう。」
アン「だよね〜...。」
そして...私達は真っ暗なロッカーの奥へと足を踏み出した。
サ「ここは...。」
辿り着いたのは不思議な場所だった。
部屋全体は暗いのにその場所だけは明るくなっていて、目に入るだけでも様々な物が置いてある。
その中でもパッと目に入るのは、ドリンクサーバーのような巨大な機械と机の上にある棚、机の下にある金庫のような物。
ギ「怪しい所だニャン...。」
メインはきっとこのドリンクサーバーに見せかけた何かだろうから、それは後に回して机の上にある棚を調べた。
引き出しを一通り開けてみるとその中の１つに何かしらの紙が入っていた。
『これは...もしかしたら充電器の説明書かな？』
ギ「ニャッ！充電器について書いてあるニャン！？」
ペラペラと紙を捲ってみるとそこにあるドリンクサーバーが充電器である事が分かった。
続きを読もうと改めて紙に目を向けようとした時、ギン君に声をかけられた。
ギ「あれ？
A姉ちゃん、その奥のメモみたいなのなんだニャン？」
『え？』
どうやら取りそびれていた紙があったみたい。
...それを手に取ると『ゲーム開始 青...１ 赤...６ 黄...０』と書かれた紙が入っていた。
この数字は...見覚えがある。
ヒツギ管理システムの画面にも表示されていた物だ。
私の見ている紙を覗き込むサラちゃんはまだこの意味を分かっていないのか...頭にハテナを浮かべている。
......わざわざこんな所にこの紙を置くのは、ダミーズの中に人間がいる事を気付かせたいからであろうか。
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伊豆花織(プロフ) - シロヌコさん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んで下さってありがとうございます！もうストックが無いので今必死で書いてます笑 (2022年3月21日 16時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - あっ誤字りましたごめんなさい (2022年3月21日 16時) (レス) id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 仕事がとても早い、プロフェッショナルですね！自分とは違って作品書き上げる速度が本当に速い、、さすがすぎます (2022年3月21日 16時) (レス) @page50 id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 雨玉さん» コメントありがとうございます！ううっ…もう少しで例の悲しすぎるシーンを書かなくちゃ…辛すぎます...泣 (2022年3月21日 16時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
雨玉(プロフ) - この作品むっちゃ好きです。ぅぁ、アリスさんがぁ、ｸﾞｽﾞｯ、切ない… (2022年3月21日 10時) (レス) @page50 id: 7f17357805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年11月23日 20時
