３１２話「仲直り」 ページ28
アリ「私達...酷い事いっぱいしたよね。
ごめんね...仲直りしよ！
ほら...あくしゅ...！」
アンズちゃんは内心焦りが大きいだろうがその焦った表情を表に出すこと無く、笑顔でメイプルの手を優しく包み込んだ。
メ「仲...直り.........？」
アン「私達...あなたにすっごく悪いことしちゃった...。
謝りたいの...改めてごめんね...。
でも...でもね！
IDカードがどしても必要なの！
ケイジさんって言う人の命が賭かっててね...！」
泣いていて青くなっていたメイプルの表情が緑色の瞳が綺麗な普通の顔になった。
メ「わかったよ、アンズ。
後で返してくれるよね、私、信じればよかった。
誰も傷つけなくて...良かった。」
アン「メイプル...ちゃん...。
じゃあ...これで仲直り...だね！」
IDカードを取り返そうと必死になっていたメイプルは、落ち着いた事で状況を把握し、改めて託してくれた。
サ「ありがとう...メイプル。」
これで...一安心...と、言う訳にも行かなかった。
メ「...頭が、痛い。」
『どうしたの...？メイプル...？』
すっかり戻った綺麗な瞳は何処へ行ったのだろう。
今度の瞳の色は...真っ黒だ。
メ「逃げて、みんな...。
だ、ダメ...。」
様子が再び可笑しくなったメイプルは何かを抑え込むかの様に必死に頭を抱えている。
メ「殺しちゃう...！イヤ...！！」
メイプルの背中から飛び出ている黒いムチの様な物は、メイプルの意思に反して暴れ回っている。
ピンク色の可愛い部屋は凶器となったムチがあちらこちらにあたり、ボロボロになって行く。
メ「逃げて...！！みんな...！！」
ラ「ダメだ...！！逃げきれねえ...！！」
ク「クソッ...！！いい加減にしやがれ...！！」
そんな中、暴れ回るムチを掻い潜ってクルマダさんはメイプルを抑え込む。
ク「好き放題しやがって...！！
このままぶっ壊してやる！！」
ラ「ば、バカ...！離れろ！！」
ク「ビビってんじゃねえ！！
こいつの攻撃は背中からだ！！
距離さえ詰めりゃどうってことねえ...！！
砕いてやるよ...！その頭...！！」
ギリギリとメイプルの頭が締め付けられる音。
その音の後に...機械が砕ける音が響く。
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伊豆花織(プロフ) - シロヌコさん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んで下さってありがとうございます！もうストックが無いので今必死で書いてます笑 (2022年3月21日 16時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - あっ誤字りましたごめんなさい (2022年3月21日 16時) (レス) id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 仕事がとても早い、プロフェッショナルですね！自分とは違って作品書き上げる速度が本当に速い、、さすがすぎます (2022年3月21日 16時) (レス) @page50 id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 雨玉さん» コメントありがとうございます！ううっ…もう少しで例の悲しすぎるシーンを書かなくちゃ…辛すぎます...泣 (2022年3月21日 16時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
雨玉(プロフ) - この作品むっちゃ好きです。ぅぁ、アリスさんがぁ、ｸﾞｽﾞｯ、切ない… (2022年3月21日 10時) (レス) @page50 id: 7f17357805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年11月23日 20時
