２８８話「理由」 ページ4
サ「ランマル...！？」
アリ「や...破きやがった...！！貴様ぁ...！！」
ミ「...。」
ミドリ的には...どんな気持ちなのだろう。
ギ「...お...おまわり...さん...。」
皆はランマル君を責める。
ダミーズの皆ですらランマル君の行動が分からなかったのか問い詰めている。
ソ「説明しなよ...。
こんな事をするなんて...。
ケイジなんて...救わなくていいってこと...？」
ヒ「そうかもね...。
今、ミドリを殺せば...目的を遂げられなかったダミーズは死ぬ...。
その事情を知って、ケンカを売ったのはケイジさんでしょ？」
戸惑っていたダミーズも本来の自分達の目的を思い出したのか、ランマル君のした事は自分達にとって正しい事だと思おうとしていた。
しかし...揺れ動く他のダミーズとは違って、ランマル君は決して悪意があった訳では無いみたい。
ラ「...いいなりになるなよ、サラ。」
ランマル君はそう言うとケイジさんの入ってるヒツギに向き合い、ケイジさんに話しかけた。
ラ「なあ、ケイジ...あんたは今、何を考えてる...？」
ケイジさんは弱々しい声で自分の行動を振り返った。
恩人やメグミさんを殺した罪を全部、ミドリのせいにしようとした事を...。
Ｑタロウさんが命懸けで繋いだダミーズとの絆を自分１人で壊してしまった事を...。
ケ「このまま死んでも...文句は言えない...かな。」
小さく呟くその言葉に...勝手だと思った。
ここまでしておいて...自分は好き勝手やって１人で死んで楽になろうだなんて...絶対に許せない。
『...私達の知るケイジさんは、そんな事言う人ですかね？
...貴方が弱ってると調子狂うので、早く立ち直ってくれませんか？』
ケ「Aちゃん...。」
ラ「...死なせねえ。
オレ達の手で...あんたを救うためにオレは...同意書を破いた...！」
ランマル君は覚悟を決めると、強い意志で...破いた理由を語ってくれた。
ラ「先に裏切ったのは...オレ達だ。
生き残る為に...Ｑタロウを刺した...。
それを許してもらったんだろ...。
次は...こっちが許す番。」
ク「それで...対等なんて言うつもりかよ...！！」
クルマダさんは必死で反論する。
仮に許して...ミドリを殺した後、ダミーズが本当に無事であると言う保証は無い。
だからこそ...簡単には許せないのだろう。
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伊豆花織(プロフ) - シロヌコさん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んで下さってありがとうございます！もうストックが無いので今必死で書いてます笑 (2022年3月21日 16時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - あっ誤字りましたごめんなさい (2022年3月21日 16時) (レス) id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 仕事がとても早い、プロフェッショナルですね！自分とは違って作品書き上げる速度が本当に速い、、さすがすぎます (2022年3月21日 16時) (レス) @page50 id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 雨玉さん» コメントありがとうございます！ううっ…もう少しで例の悲しすぎるシーンを書かなくちゃ…辛すぎます...泣 (2022年3月21日 16時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
雨玉(プロフ) - この作品むっちゃ好きです。ぅぁ、アリスさんがぁ、ｸﾞｽﾞｯ、切ない… (2022年3月21日 10時) (レス) @page50 id: 7f17357805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年11月23日 20時
