３０７話「相談室」 ページ23
なんやかんやで来たのは例の赤い扉...もとい、サラちゃん曰く相談室。
メイプルが誰か知っているかのように案内したサラちゃんとランマル君の様子からも、この相談室にメイプルと思わしき人物がいるのだろう。
アリ「おい、まさか...ここに...？」
サ「はい...。」
『さっき、皆で来た時は開かなくて...サラちゃんとランマル君が２人の時は開いたんだよね？
......どうするの？』
もし、２人しか入れないなら...１組でメイプルと対戦する事になるのだろうか？
サ「さっき開かなかったのは手を繋いでないからなんです！
ここでペアと手を繋げば...開きます。」
アン「え...！なにそのドキドキするヤツ...！」
なるほど...赤と青のマークでトイレしか頭に浮かばなかったけれど、このマークはヒツギ管理システムに書かれていた色が意味してるのだろう。
赤のダミーズ...人形と青の人間。
手が触れ合っているから、手を繋ぐ...と。
ギ「さっさとみんな手を繋ぐニャン！」
皆、三者三様に手を繋いでいく。
......私とヒナコちゃんは手持ち無沙汰だな...。
扉が開いたら...一緒に入れるのかな...。
なんて事を考えていたが、扉は一向に開く気配が無い。
ギ「なんでワン！？」
ラ「うーん...１組しか入れねえのかな...。」
ソ「つまり...たった２人でIDカードを奪わないといけない...。」
『それは...最悪だね。
どうする？どのペアが行くの？』
正直、行くとしたらサラちゃんペアかアリスさんペアかな？
怪我してるＱタロウさんは厳しいし、小学生のギン君を行かせる訳にはいかない。シンさんとクルマダさんは...相性が悪い。
ラ「譲ってくれるなら、オレ達が...行く。」
話し合いが始まるよりも早く、ランマル君が立候補した。
サ「...それしかないな。
私達はもう会っている...警戒され辛いハズだ。」
ソ「やれやれ...こういう時、いつもサラさんだね...。」
『どっちにしろ...シンさんとクルマダさんじゃ喧嘩が始まりそうですからね。
...それに、ケイジさんを助けたいのはサラちゃんだもんね。』
ラ「そうだな、サラ。
悔いは残せない...だろ？」
サ「そうだな...。」
アリ「チッ...！結局いつもこうだ...。
危なくなったら、逃げるがいい...！」
サ「はい...！」
サラちゃんとランマル君以外のペアが手を離し、扉から距離をとると扉は開いた。
そして、２人が手を繋いだまま扉の奥へと入ると...再び扉はしまった。
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伊豆花織(プロフ) - シロヌコさん» コメントありがとうございます！こちらこそ読んで下さってありがとうございます！もうストックが無いので今必死で書いてます笑 (2022年3月21日 16時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - あっ誤字りましたごめんなさい (2022年3月21日 16時) (レス) id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
シロヌコ(プロフ) - 仕事がとても早い、プロフェッショナルですね！自分とは違って作品書き上げる速度が本当に速い、、さすがすぎます (2022年3月21日 16時) (レス) @page50 id: 0ef19d134d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 雨玉さん» コメントありがとうございます！ううっ…もう少しで例の悲しすぎるシーンを書かなくちゃ…辛すぎます...泣 (2022年3月21日 16時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
雨玉(プロフ) - この作品むっちゃ好きです。ぅぁ、アリスさんがぁ、ｸﾞｽﾞｯ、切ない… (2022年3月21日 10時) (レス) @page50 id: 7f17357805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年11月23日 20時
