２４０話「死の恐怖」 ページ6
ラ「手を組もうぜ...サラ。」
サ「本当に...信用していいんだな。」
アン「私達だって...もう、あんな目にあいたくないんだよ...。」
ハ「死の恐怖は...誰よりもわかってるつもりだ...。」
死の恐怖...ね。
私達よりは、本当に死んでしまっている分...知っているのかもしれないね。
私達は揃って黙り込むが、意外な事に初めに信じたいと言ったのはアリスさんだった。
アリ「フン...信じてやってもいいんじゃないか。
人工知能の精巧さは...ニセモノのレコの時によくわかった...。
こいつらも生きてるんだ。ただの人形じゃない。
...それが良いことかは別としてな...。」
レコさんの事を持ち出されてしまうと...私達は何も言えない。
生きている人間ほど大切な物はないけれど...確かに死の恐怖まで植え付けられてしまったら...不安になるのも無理は無い。
アン「...あなたって...結構優しいのね...。」
アリ「フン...。」
ケ「ま...いいんじゃないかなー。
人数が増えるなら戦力も増える...さ。」
ク「そういうことだ。物事はシンプルに考えようぜ。」
.
.
ケ「よーし...とにかくまずは...ミドリを追ってみよう...か。
Aちゃん、ミドリに連れて行かれたみたいだけど...何処に行ったか分かるかい？」
言われてみれば...何処に消えてしまったのだろう？
『ごめんなさい...場所までは...。
でも、このフロアの一番奥にはエレベーターがありました。』
ケ「そーか...。
奥に道があるみたいだし、そっちに行ってみようか？」
サ「はい。みなさん、行きましょう！」
全員で１３人。
こんなに多くの人数が集まるのは...本当の最初の時以来だな...。
ソ「...A、大丈夫？
アイツに...何もされてない？」
『...大丈夫ですよ、シンさん。
何もされてません。
.......シンさん...私、彼のせいでここに居るみたいです...。
想われていた事は嬉しいのに......余りにも非現実的すぎて...。』
ソ「.........そっか。
Aはミドリに呼ばれたワケだね。
...そんな理由で巻き込まれたのは不運にも程があるけど...ボクはAと出会えて良かったと思ってるよ。
...Aが居なかったらボクはこの世に居ないかもしれないしね。」
『そ、そんな事...冗談でも言わないで...。』
大切な人が...また、私の知らない所で死んでしまうなんて...考えたくない。
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伊豆花織(プロフ) - Dorothyさん» コメントありがとうございます！！Wソウさん良いですよね〜最終章まで行かないとソウさん（ミドリ）を出せないのが難しい所ですから、めいいっぱい楽しんで下さい！ (2022年9月16日 21時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
Dorothy(プロフ) - 両方のソウさんの夢って中々ないので、最高に良かったです……両方推してる身なのでホントもうずっとドキドキしてました…… (2022年9月16日 18時) (レス) id: 7168971a27 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます＜(_ _)＞のんびり投稿させて頂きます笑 (2021年11月17日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - いいえ！ごゆっくり更新なさって下さい、いつでも待ってますので！！ (2021年11月17日 18時) (レス) @page31 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 甘党さん» チマチマとしかあげられなくてすみません！！でも、焦らされた方が楽しいですよね笑。今後もミドリの接触もシンさんの嫉妬も盛り沢山だと思うので楽しみにして頂けたら幸いです！ (2021年11月16日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年10月21日 21時
