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268話「神聖」 ページ34

ミドリの自ら首輪をつける発言にランマル君は、心底信じられないと言う反応していた。


ケ「それに...ずいぶん余裕だねー...。
敵陣に乗り込んで...怖くないのかい...?」


ミ「...怖いさ。
だから拳銃も持ってるよ。
弾丸は4発...。
大丈夫、勝てば晴れてキミ達は次の階へ行けるよ!
ボクもがんばって1発につき1人...。
最低4人は道連れにしたいかなぁ...。」


ミドリはニコニコととんでもない事を発言して、「さ...やろうか...。」と胸元に入っているのだろう...拳銃を探り始めた。


『待って...ミドリ。
銃で本当に簡単に殺せると思う?
私達だって殺されたくないから、必死で抵抗するよ?
......他に何か方法を隠しているんじゃない?』


ミ「え...?」


ミドリの表情を見るに...明らかに動揺している。
私がこんな事を言うとは1ミリも想像してなかったのだろう。


『ただ撃ち殺して楽しい?
ルールをちゃんと決めないとでしょ?
貴方達の言う...神聖なデスゲームなんだから。』


ミドリを挑発しないギリギリを攻める。
皆の生死は置いておいて...ここでミドリは殺さなくちゃ...。


ミ「ふ...。
あはは!!はははははは!!」


狂ったようにミドリが笑いながら私が立っている場所までカツカツと歩いてきた。
逃げようにも壁際に立っているから...これ以上逃げられない。
そしてミドリが近づくと、私の胴体をガシッと捕まえ...持ち上げた。


『なっ...!?』


ソ「ちょっ...!」


ミ「本当に...最高だよ!A!!
Aの中ではまだ迷いがあるみたいだね...!
だからこそ、皆の為にルールに則ってボクを殺そうとしてる!!

上京したてで、まだ田舎娘だったキミも素朴で...純粋で...何色にも染まってなくて最高だったけど...今のAはボクが居ない間に最高にいい女になったね!!」


私は身体を持ち上げられて、離してもらおうと必死で抵抗しても...ミドリはその場で私を抱えたままグルグルと回っていて、私の静止の声は一向に届かない。


ソ「......そこまでにしなよ。
で、早くルール説明してくれない?」


ミ「ああ、ごめんねシン。」


シンさんがミドリの肩を掴んで静止するとやっと止まってくれた。
私の浮いていた身体も地面に降ろされる。


ミ「ゲームか...そうだなぁ...。
じゃあ...鬼ごっこにしようか...。」


ミドリはそう言うと...ポケットから拳銃ではなく何かしらのリモコンを取り出して、ボタンを押した。

269話「逃亡」→←267話「背後注意」



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伊豆花織(プロフ) - Dorothyさん» コメントありがとうございます!!Wソウさん良いですよね〜最終章まで行かないとソウさん(ミドリ)を出せないのが難しい所ですから、めいいっぱい楽しんで下さい! (2022年9月16日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
Dorothy(プロフ) - 両方のソウさんの夢って中々ないので、最高に良かったです……両方推してる身なのでホントもうずっとドキドキしてました…… (2022年9月16日 18時) (レス) id: 7168971a27 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます<(_ _)>のんびり投稿させて頂きます笑 (2021年11月17日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - いいえ!ごゆっくり更新なさって下さい、いつでも待ってますので!! (2021年11月17日 18時) (レス) @page31 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 甘党さん» チマチマとしかあげられなくてすみません!!でも、焦らされた方が楽しいですよね笑。今後もミドリの接触もシンさんの嫉妬も盛り沢山だと思うので楽しみにして頂けたら幸いです! (2021年11月16日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年10月21日 21時

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