257話「もやもや」 ページ23
アリ「あと一歩で...何かを思い出せそうなんだが...。」
Q「肝心な部分が...全部もやもやしてるぜよ...!」
ケ「進めば...わかるってことかな...。」
ソ「...知った先は...地獄かもしれないけどね...。」
思い出せないって事は...絵のある部屋でミドリが言っていた忘れた記憶って事なのだろうか...。
ソ「......Aは、この紙...書いてないんだよね...。」
『はい...今、初めて見ました...。
.........シンさん。
もう一度聞きます、これが何か...教えてくれますか?』
ソ「......。」
シンさんは頭を抱えたままで、質問の答えは返って来なかった。
『......ごめんなさい、無理に聞きすぎました。』
少し...ほんの少しだけ、悲しくなった。
本当に重要な事は...これまでも隠さずに教えてくれたから。
ソ「待って、A...ボクはこの同意書ついて知ってる。
......でも、それを伝えてしまったら...キミに幻滅されるんじゃ無いかって...思って...。」
『え?』
シンさんの言う“幻滅”と言う言葉が凄く引っかかる。
その正体を言ってしまったら...私がシンさんから離れて行ってしまうと......そう思ってしまうほど、この同意書は...大変な物なの...?
ソ「この同意書を見た瞬間...思い出したんだ...。
何のために...作られた同意書だったのかって...。」
この教室には既に誰もいない。
クルマダさんも居ないことから隣の部屋に行ったのだろう。
『......どんな事聞いたって...シンさんの事、幻滅なんてしませんよ。』
ソ「うん...。
確実に言える事は...この同意書は1つだけ願い事を絶対に叶えてくれる物なんだ。」
願い事を...絶対に?
『何でも叶えてくれる対価が...この見えない部分に書かれているんですよね...?
......とんでもない、条件になってたりしませんか?』
ソ「.........その内容までは覚えてないけど、多分ね。」
怖い...。
一体...何を求められているんだろう。
こんな事にあの人が関わっているのが...本当に信じられない。
『シンさん、今はここまでにしましょう?
詳しい話は後で...。
皆の後を追わないと...。』
聞きたいことは沢山ある。
内容だって...シンさんが何を願ったのかだって...。
それが...どうして私に幻滅される理由になるのかも...。
ソ「そ、そうだね。
行こうか。」
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伊豆花織(プロフ) - Dorothyさん» コメントありがとうございます!!Wソウさん良いですよね〜最終章まで行かないとソウさん(ミドリ)を出せないのが難しい所ですから、めいいっぱい楽しんで下さい! (2022年9月16日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
Dorothy(プロフ) - 両方のソウさんの夢って中々ないので、最高に良かったです……両方推してる身なのでホントもうずっとドキドキしてました…… (2022年9月16日 18時) (レス) id: 7168971a27 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます<(_ _)>のんびり投稿させて頂きます笑 (2021年11月17日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - いいえ!ごゆっくり更新なさって下さい、いつでも待ってますので!! (2021年11月17日 18時) (レス) @page31 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 甘党さん» チマチマとしかあげられなくてすみません!!でも、焦らされた方が楽しいですよね笑。今後もミドリの接触もシンさんの嫉妬も盛り沢山だと思うので楽しみにして頂けたら幸いです! (2021年11月16日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年10月21日 21時