２５５話「エレベーター」 ページ21
Ｑタロウさんがこんな風に嬉しそうな反応をしているとサラちゃん一行がエレベーターのある部屋に到着した。
Ｑ「おっ！サラ、見てくれ！
エレベーターが動いて...。」
ハヤサカさんがギン君を背負った状態で...。
Ｑ「ギン...！？どうしたぜよ！？」
アン「まさか...ハヤサカ...！！」
アンズちゃんの発言の次に続くのはどんな言葉だろうか？
心配と期待の混ざった声から...思わず口を滑らせてしまったって所だろう。
ハ「あ、安心してくれ。
気絶しているだけだよ、ギンくんは...。」
ケ「心配ないよ...今はエレベーターの方を...。」
ソ「...そうだね、ケガぐらい慣れっこでしょ。
早く行こうよ。」
シンさんの口調にはトゲがある...。
『下には戻れないみたいですし...上に行く一択ですね。』
Ｑ「ちょっと待つぜよ！
そうは言っても本当に乗って平気かじゃ！？」
アリ「確かにな...！右と左のエレベーター...。
もしかすると、どちらかがワナの可能性も...！
おい、星宮叶！アイツがどっちに乗ったのか見なかったのか！？」
『そう言われましても...音しか聞いてませんからね...。』
罠があったら困るけど...きっと大丈夫だよね。
ク「ハッ！好きな方に乗ろうぜ。運試し上等だ。」
サ「...私は、右に乗ります。」
サラちゃんがそう言うと皆はサラちゃんが選ばなかった方は怖いとか言って、サラちゃんと同じ右側に乗り込んだ。
ソ「じゃあボクは反対側に乗るよ。
ほら、Aも...。」
左のエレベーターに乗り込んだシンさんに続いて、私もエレベーターに乗った。シンさんのペアのクルマダさんも自然とこっちに乗る事になる。
３：１０って...いくら余裕で乗れるくらいの大きなエレベーターとは言え、あっちの人口密度結構ヤバそう...。
Ｑタロウさんもあっちに乗ったから...余計にね。
『......。』
ソ「どうしたの？」
『いや...大丈夫だと思ってても、何か起きたらって考えると...少し怖いですよね。』
ソ「そうだね...でも、アイツに限ってこんなつまらない所で死なせる様な事は無いよ。
不本意だけど...Aがどっちに乗るのか分からない以上、余計にね...。」
......確かに。
ミドリはこんな事に巻き込んで起きながら...私を死なせたくないみたいだしね。
『それもそうですね。』
ソ「心配なら手、繋いでおく？」
『もう...そこまで怖くないですよ。』
何て事を言いつつも...シンさんが差し出した手を握り返す。
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伊豆花織(プロフ) - Dorothyさん» コメントありがとうございます！！Wソウさん良いですよね〜最終章まで行かないとソウさん（ミドリ）を出せないのが難しい所ですから、めいいっぱい楽しんで下さい！ (2022年9月16日 21時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
Dorothy(プロフ) - 両方のソウさんの夢って中々ないので、最高に良かったです……両方推してる身なのでホントもうずっとドキドキしてました…… (2022年9月16日 18時) (レス) id: 7168971a27 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます＜(_ _)＞のんびり投稿させて頂きます笑 (2021年11月17日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - いいえ！ごゆっくり更新なさって下さい、いつでも待ってますので！！ (2021年11月17日 18時) (レス) @page31 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 甘党さん» チマチマとしかあげられなくてすみません！！でも、焦らされた方が楽しいですよね笑。今後もミドリの接触もシンさんの嫉妬も盛り沢山だと思うので楽しみにして頂けたら幸いです！ (2021年11月16日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年10月21日 21時
