２５２話「対策」 ページ18
絵画のある部屋に入るとクルマダさんは「オレは探索するつもりはねぇ。」なんて言って、部屋の中心にあるソファにドカリと座り込んだ。
アリスさんはナオちゃんの絵を見て、苦虫を噛み潰したような顔をしていて辛そうだ。
まだここに...レコさんの絵が無かった事が幸いかな。
そんな２人の様子を見て、シンさんと話をしたかったのだが...アンズちゃんの対応に思わず、頭を抱える...。
アン「ねぇねぇAさん！
ミドリと元恋人って一体どうやって出会ったの！
Aさん！Aさん！
今はその人と付き合ってるの！！」
『.........はぁ...。』
この子は女子高生だ...。
恋愛話に興味がある一般的な女子高生...。
サラちゃんの性格が珍しいのであって、アンズちゃんみたいな子が普通なのだろう...。
ソ「......キミのペアはアリスさんでしょ。
Aはボクと居るんだから、そっちに行っててくれる。」
シンさんが手で追い払うとアンズちゃんは「ちぇ〜...。」と言って渋々とソファに座って、クルマダさんにからかわれていた。
『ありがとうございます...シンさん。』
ソ「ああ言うタイプはAも苦手だったみたいだしね。
それよりも...情報交換しておこうか。」
『そうですね、極力聞かれないように部屋の隅で小声で話しましょう。』
現時点での気になる点を簡単にまとめてシンさんに説明した。
マイさんが現在ナイフを持っている事。
ダミーズのヒナコちゃんとシンさんの知るヒナコちゃんとの相違点。
ロッカールームでの最初の試練についてだ。
ソ「...なるほどね。
ボクの忠告がAの考えの手伝いになれたみたいで良かったよ。
......それよりも、マイさんが武器を隠し持ってるんだね...。」
マイさんは当然のように私からナイフを取って、あまりにも自然に自分の服の下に隠した。
何か企んでいるとしか...考えられない。
『はい。
彼ら...ダミーズの立場が私達にとって唯のペアだとは思えないんです...。』
ソ「ミドリを殺す手伝いをするためのペアじゃ無いとしたら...彼らにも別の目的があるのかもしれないね。」
ダミーズに命を狙われているのだとしたら...危険だ。
『そうです。
...シンさん、クルマダさんには気を付けてくださいね。
私が側にいるから、よっぽどのことがない限り...貴方を傷付けさせませんが...。』
ソ「心配してくれてありがとう、ボクは大丈夫だよ。
...他に詳しく言う事はある？」
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伊豆花織(プロフ) - Dorothyさん» コメントありがとうございます！！Wソウさん良いですよね〜最終章まで行かないとソウさん（ミドリ）を出せないのが難しい所ですから、めいいっぱい楽しんで下さい！ (2022年9月16日 21時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
Dorothy(プロフ) - 両方のソウさんの夢って中々ないので、最高に良かったです……両方推してる身なのでホントもうずっとドキドキしてました…… (2022年9月16日 18時) (レス) id: 7168971a27 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 甘党さん» ありがとうございます＜(_ _)＞のんびり投稿させて頂きます笑 (2021年11月17日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
甘党 - いいえ！ごゆっくり更新なさって下さい、いつでも待ってますので！！ (2021年11月17日 18時) (レス) @page31 id: 577366e2a2 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 甘党さん» チマチマとしかあげられなくてすみません！！でも、焦らされた方が楽しいですよね笑。今後もミドリの接触もシンさんの嫉妬も盛り沢山だと思うので楽しみにして頂けたら幸いです！ (2021年11月16日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年10月21日 21時
