186話「メインゲーム2−1」 ページ40
目が覚めれば周りに広がるのは見覚えのある部屋。
唯一違う点があるとすれば、前のモニターに映っているのがホエミーではなくガシューと言う点だけ。
瓦礫で傷だらけになっていたはずの手には包帯が巻かれていた。
きっとハンナキーが治療してくれたのだろう...。
痛みは大分引いている。
ガ「皆様...ご機嫌いかがでしょうか。
この度は再びメインゲームへ参加して頂き誠にありがとうございます。
詳しい説明は省きますが、今回は一点だけ注意を。
電子パットを紛失した者がおるようです。
指紋認証機能が付いているため、他者は悪用できませんが、自分の役職を確認できないのは不利な為、予備の電子パットを机に置いておきました。
該当者はぜひともお使いください。
注意は以上です。
ルール説明に進む方は画面をタッチしてください。」
遂に...始まってしまう...メインゲームが...。
誰かは分からないけれどタブレットを無くすなんてマヌケすぎでしょう。
再び画面に触れて、メインゲームの説明を聞く。
これまでと変わらないルールで......勿論、ここでも変わらず2人もの人が犠牲になってしまう...。
数日間生活を共にすると...人なりを良く知れてしまう...。
今回は...親しくなってしまった人も多い分、とても苦しい多数決になりそう。
それでも...私は死にたくは...ない。
ガシューの説明が終わると画面がザーザーと砂嵐になった。
それが終わると画面にはホエミーの姿が映っていた。
ホ「おい、ガシュー!!」
ホエミーの表情とイメージの違いに混乱する。
ホ「ガシュー、聞いているか...!
貴様...大変な事をしてくれたな...!
貴様は...明らかな不正を犯した...!!
メインゲームの根っこを揺るがす大きな不正...!!
貴様は...メインゲームを私物化するきじゃ...。」
不正...?
一体、運営側で何が起きたと言うの...。
ホエミーが不正を訴えるとモニターは再びガシューへと変わった。
ガ「...失礼。映像が乱れてしまいました。
メインゲームが開場いたしました。皆様お入りください。」
何が起きたのかは分からないけれど、ここに留まって失格になる訳にはいかないから、会場に向かうとしますか。
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伊豆花織(プロフ) - きてる©さん» 一気見ありがとうございます!!コメントまで嬉しいです!ここからも面白い話を更新出来るように頑張ります! (2021年9月28日 22時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
きてる©(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…!一気読みしてしまいました…💦更新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2021年9月28日 22時) (レス) id: 6a4605f739 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 望さん» 愛の告白…!!嬉しいです!期待の言葉ほど嬉しいものはありません!これからもバンバン投下していきますので心臓にはお気を付け下さい! (2021年9月20日 23時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - ホントに………好きです。愛してます。これからの展開が楽しみすぎて………ちょっと心臓が持たないです… (2021年9月20日 22時) (レス) id: 3d0f44108d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - あいすくりぃむとちょこれぃとさん» 見てくれた上にコメントまで…!ありがとうございます!“ソウさん”との関係は今後も書いていく予定なのでご期待下さい! (2021年9月20日 18時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年9月9日 20時