180話「大成功」 ページ34
ソ「これは...!!」
サ「どうかしたんですか...!?」
順調に見えていても一筋縄では行かなかったみたい。
ソ「ちょっとした問題が出てね...。
A、サラさん、手伝ってもらっていい?
この部屋にある4つのモニターに赤いエラー画面が出ると思うから、見つけたらすぐに教えてよ...!
ボクがそれを修正するからさ!」
サ「わかりました!」
『少しでも役に立てる様に頑張りますね!』
サラちゃんと右側のモニターと左側のモニターで手分けして、シンさんにエラーを伝えた。
そこまで難しいエラーでは無いものの、数が多かったみたいでシンさんは大変そう。
ソ「やっ......た......。
あはは...!出来た...!出来たよ!!A、サラ!!」
『無事に...無事に成功...したんですね!!』
ソ「もちろんさ!あはは!
見た目にはわからないと思うけど...とんでもないことになってるよ。」
やった!やった!
これで...遂に脱出出来る!
ソ「A、はしゃぎすぎ。
ほら、喜ぶのは脱出してからでしょ。
行くよ...A、サラ。」
サ「え、ちょっと...行くって...どこへ...!」
『大丈夫、ソウさんを信じて行こう!』
慌てるサラちゃんを引っ張ってはしごで下に降りていく。
ソ「こっちだよ3人とも。」
ギ「置いてくなワン!陰キャァ!」
ソ「お、置いていくワケないよ...ほら早く...。」
そのままモニタールームを突っ切って出ようとした時、この場にあるモニターが一斉に起動した。
ギ「ニャアア!?みんなが映ってるワン!!」
モニターには皆の顔が映し出された。
思い思いにモニターの中のAIがお喋りをしている。
ソ「おもしろいね...。
人工知能の制御も壊れちゃったみたいだ。
やっぱりハッキングは大成功さ。」
ギ「これ...放っておくニャン...?」
ソ「...お別れが言いたければ急いでよ。
ロビーにいるから。」
モニターの様子は気になったけれど、私はシンさんに付いて一緒にロビーへ向かった。
『やりましたね...まさか...本当に...脱出出来るなんて...。
ありがとうございます、シンさん。』
ソ「感謝の言葉は本当に脱出してからもらうよ。
...今は皆で脱出する事に集中しよう。」
『はい...!』
夢みたい...。
ここから逃げ出す事ができるだなんて...。
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伊豆花織(プロフ) - きてる©さん» 一気見ありがとうございます!!コメントまで嬉しいです!ここからも面白い話を更新出来るように頑張ります! (2021年9月28日 22時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
きてる©(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…!一気読みしてしまいました…💦更新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2021年9月28日 22時) (レス) id: 6a4605f739 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 望さん» 愛の告白…!!嬉しいです!期待の言葉ほど嬉しいものはありません!これからもバンバン投下していきますので心臓にはお気を付け下さい! (2021年9月20日 23時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - ホントに………好きです。愛してます。これからの展開が楽しみすぎて………ちょっと心臓が持たないです… (2021年9月20日 22時) (レス) id: 3d0f44108d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - あいすくりぃむとちょこれぃとさん» 見てくれた上にコメントまで…!ありがとうございます!“ソウさん”との関係は今後も書いていく予定なのでご期待下さい! (2021年9月20日 18時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年9月9日 20時