150話「裁定の間10」 ページ4
サラちゃんが皆から話を聞き出している時の事だった...。
ノ「そろそろ2本目のお注射の時間ですよ〜!」
『っ...嘘でしょ...もうそんなに...。』
毒の効き目が薄い1本で、既に痺れと頭痛で身体が蝕まれている。
それなのに...2本目なんて...。
サ「Aさん...!!」
レ「クソが...!!ノエル...!!!!」
サ「くっ...今は集中するしかありません...!!」
サラちゃんは再び聞き込みに戻って行った。
サ「レコさん...あなたの事もっと詳しく教えて下さい!」
レ「ああ、オレにとって大切な物は音楽だ!!
メンバーをあしげにしたこともあった。でも、それだけ本気だったんだ!!
機械や人形には絶対できないような事を言ってみろ!
オレはそれをカンタンにこなしてみせる...!!
サラ、お前の目を覚ましてやるよ!」
サ「わかりました。
あなたにお願いしたいことは...歌を歌ってもらうことです!」
歌...?
本物のレコさんの歌声は前にロビーで聞いた。
...機械は確かにボーカロイドの様な機械特有の歌声なのかもしれない...だけど、これで判断する事はできるの?
レ「歌だな...!?よし、わかった...!!
歌はオレの生き様だ...しっかりと聞けよ!!」
上で歌っているにも関わらず、レコさんの歌声はこちらまで響いてくる。
あの時聞いた声とはまた違う...キレイな声。
レ「どうだ...!これがオレのライヴでの勝負曲...36雷ON7だ...!!」
歌も人間が歌っているそのままの歌声...。
こんなんじゃ...判断なんて出来ないよ...!
[まもなく2本目の毒矢が発射されます。]
ノ「歌なんて歌ってるから、間に合わなかったみたいだねー。」
カ「もうやめてください!!」
[5]
ギ「A姉ちゃん...!」
[4]
カ「私が代わりに受けます!!ノエルさん!!」
『カンナ...!!ふざけた事言わないで!!』
ノ「つーかそんな自由認められないっつーの!
権利があるのはAだけで、その権利は既に使われてるからねー。」
[3]
『...っ...。』
ギ「A姉ちゃんが...ボクのせいで...。」
[2]
[1]
[0]
『うぐっ......あぁぁ......。』
さっき刺さった場所へ寸分の狂いも無く...針が刺さった。
目線を移せば、毒の影響でか...少しずつ肌が黒く変色している。
痛みは強くなる一方で...意識を飛ばせるものなら飛ばしたいくらいだ...。
ノ「まだ2本目だよー?
Aだったらまだ耐えられるから頑張れ!」
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伊豆花織(プロフ) - きてる©さん» 一気見ありがとうございます!!コメントまで嬉しいです!ここからも面白い話を更新出来るように頑張ります! (2021年9月28日 22時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
きてる©(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…!一気読みしてしまいました…💦更新頑張って下さい!楽しみにしてます! (2021年9月28日 22時) (レス) id: 6a4605f739 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 望さん» 愛の告白…!!嬉しいです!期待の言葉ほど嬉しいものはありません!これからもバンバン投下していきますので心臓にはお気を付け下さい! (2021年9月20日 23時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
望(プロフ) - ホントに………好きです。愛してます。これからの展開が楽しみすぎて………ちょっと心臓が持たないです… (2021年9月20日 22時) (レス) id: 3d0f44108d (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - あいすくりぃむとちょこれぃとさん» 見てくれた上にコメントまで…!ありがとうございます!“ソウさん”との関係は今後も書いていく予定なのでご期待下さい! (2021年9月20日 18時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年9月9日 20時