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143話「裁定の間3」 ページ47

サ「...ノエル答えてくれ、この深い穴の底...針が敷き詰められているが、もしかして...。
体重計...なのか...?」


レ「体重...計...?」


サ「液晶の数字35.5kgはギンの体重だ。
...床の破片が針底に落ちて35.3kgに減った。
おそらくそれは...破片の重さの分表示が減ったからだ。
つまり、35.5kg以上あの針底に何かを落とせば毒の装置は作動をやめる...違うか?」


サラちゃんの推理力にはいつも感心させられるよ...。


ノ「...正解ー!よくこんなてがかりでそこまでわかるよね!テメーすげーな!」


ナ「じゃあ...本当に救助できるんですね!?
ギンくんは...助かるんですね!?」


ノ「もっちろん!
それが...できれば...ね。
さぁ...時間はないよ。
35.5kg...何を重りに使うか...相談したら?」


助けられるの言葉に一気に盛り上がったムードはノエルの最後の発言で再び冷え返った。



私の頭に浮かんだ最悪の想像は...。
上にいる3人の内の誰かがそこに落ちるということ。...通りで上位の人間がいない訳だ...。
...でも、それは何の解決にもなっていない。
ギン君か私か...サラちゃんかナオちゃんかレコさん。
結局、誰かの犠牲無しでクリアする事は出来ないと言うのだろうか...。


レ「2人を助けたかったら...この中の誰かを...犠牲にしろってのか...!!」


ノ「あはは...今、気付いたのー?
そう、その干渉室では誰かを犠牲にすることで装置を止めることができるんだ。」


レ「テメェェ...!!」


ノ「でもさーテメーらラッキーなところもあるよー!
なっ、ハンナキー!」


ハ「...最下位がQタロウさんでしたら100kg以上がありましたので...。
3人とも降りないと助けられなかったと思います。」


あれ...降りる?
落ちるの間違えじゃなくて?


黙って考え込んでいたケイジさんが発言を始め、“サブゲームはうまくやれば誰も犠牲にならずに済む”の言葉をヒントに串刺しにならない方法を考える事になった。

144話「裁定の間4」→←142話「裁定の間2」



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伊豆花織(プロフ) - ぬん。さん» コメントありがとうございます!偶然とは言え私の作品を見つけてくれてありがとうございます!更新頑張らせて頂きます! (2021年8月26日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん。(プロフ) - 初見です!キミガシネの夢小説が全然なくて困っていたのですが、偶然見つけて嬉しすぎて叫びました…!1から全部読ませていただきました!とても面白いです、更新頑張ってください!応援しています! (2021年8月26日 15時) (レス) id: fdbd1f8f99 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 名無しさん» 早速コメントありがとうです!!続編行けました!!これからもお願いしますね! (2021年8月21日 23時) (レス) id: a9a2642a4b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ここでも失礼します〜 続編おめでとうございます!執筆お疲れ様です…!これからも応援しております! (2021年8月21日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年8月21日 21時

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