１４１話「裁定の間１」 ページ45
ノ「がんばったご褒美だよー！
特別に招待してあげたんだぁ、良かったねー！」
ノエルはせり上げられた場所を鑑賞室と言った。
私達は...一体何をさせられると言うのだろうか。
レ「何が鑑賞室だ！！テメー！ふざけるなよノエル！！」
ノ「叫んでないでよく聞いてー？
そろそろルール説明をするよー！」
ケ「...ルールだって...？」
ノ「最後のアトラクション...『裁定の間』
...その説明をね！」
『......。』
ノ「今、最優秀者Aと最下位のギンが背中合わせに的にくくりつけてあるね。
これから...タイマーが作動する。
タイマーが０になると...機械が作動して...
最下位のギンを狙って毒針が発射されるんだ。」
ギ「ニャ...ニャア！？」
毒針...？
それが...ギン君に
なら...私がここにいる意味は...？
ノ「リクトウオオサソリの毒は...とても強力でね...。とっても苦しんで死んじゃうんだ...。」
ギ「う、ウソだニャン！？なんでワン...！？
ボクはお星様１１個集めたニャン！！」
ノ「誰からも信頼を得られなかった最下位の人間にペナルティを科すのは当然さ。」
そんな話は聞いてない。
こんなの...唯の処刑じゃないか...！
何でギン君がこんな目に...！
ノ「でも、救済処置をとってあるよ。
最も信頼を集めたものが身代わりになるって申し出るなら...助けてあげてもいいよ？」
『...！！』
ギン君を救いたかったら...私が犠牲に...？
.........これまで必死に.........他を...裏切ってまで生きてきたのに？
ノ「A。
テメーの目の前には赤いスイッチがある。
それを押せば、的は１８０度回転し、毒針の標的はテメーに切り替わる。」
『っ......。
もしかして...貴方が言っていた権利って...。』
ノ「ギンの身代わりになれる権利さ。
自由にすればいいよ。そのスイッチは義務じゃない。
権利だ。」
ギ「A...姉ちゃん...。」
『............。』
ノ「それじゃあ、始めようか。
他のみんなはゆっくりとくつろいでればいいよ！」
ギ「助けて...助けて！！
助けてくれニャン！！A姉ちゃん！！」
頭の中に、ギン君と遊んだ時の言葉がリピートしている。
“私も、ギン君に何かあったら全力で守るよ！”
想像していたのは...こんな形じゃなかった。
命がかかるなんて...。
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伊豆花織(プロフ) - ぬん。さん» コメントありがとうございます！偶然とは言え私の作品を見つけてくれてありがとうございます！更新頑張らせて頂きます！ (2021年8月26日 21時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん。(プロフ) - 初見です！キミガシネの夢小説が全然なくて困っていたのですが、偶然見つけて嬉しすぎて叫びました…！1から全部読ませていただきました！とても面白いです、更新頑張ってください！応援しています！ (2021年8月26日 15時) (レス) id: fdbd1f8f99 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 名無しさん» 早速コメントありがとうです！！続編行けました！！これからもお願いしますね！ (2021年8月21日 23時) (レス) id: a9a2642a4b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ここでも失礼します〜 続編おめでとうございます！執筆お疲れ様です…！これからも応援しております！ (2021年8月21日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年8月21日 21時
