139話「発表」 ページ43
着いた先は薄暗く、照明が部屋の中心だけを照らしていて...そこに、ノエルとハンナキーが立っていた。
ノ「集まったみたいだねー。」
ギ「今更、なんの用があるニャン!?」
Q「全員メダルを集めきったんだ!!文句はないハズぜよ!!」
レ「くだらねえゲームは終わりだ、クソ人形!」
文句も言いたくなる。
指定されたサブゲームを終えて、メインゲームに意識を向けた矢先のこの状況である。
ノ「いいやら残念だけどサブゲームはまだ終わりじゃない。」
ナ「えっ...!?」
ノ「結果発表だよ!
みんなメダルの売買ゲームだって事忘れてない?」
1番最初にノエルが説明していた...。
勿論、それに向けてこれまでメダルを集めてきた。
ソ「...なるほど。」
ケ「...これまで交換して手に入れた、メダルの数...か。」
ノ「厳密には『1度でも手にした他人のメダル』
その総数をカウントしてるんだ。
つまり、受け取った後に失ったメダルの数も総数にカウントしてるよ。」
それじゃあ、私はクリアチップと犠牲ビデオに合計70枚のメダルを使ったけれど総数の170枚が結果になるって事か...。
ア「...現時点で持っていなくてもいいってことか。」
ノ「そうだよ!信頼をメダルに置き換えたゲームだって言ったでしょ?
他人の手に渡った枚数...それが重要なんだ。
だから当然、自分自身のメダルをいくら持っててもカウントされませーん。
さあ順位を発表するから並んでね!
1番信頼された優秀な人間にはある権利をプレゼントするよ!」
『権利...?』
ノエル「さあ、行きましょう!
栄えある第1位は...!」
ハ「ジャ...ジャカジャカジャカジャカ...。」
ハンナキーが口でわざわざ発表の時に定番の音を出していた。
ノ「ホシミヤAちゃんでーす!おめでとうー!!」
『え...は、はい。』
ノ「はい、こちらに並んでー!」
ノエルに名前を呼ばれて照明で照らされている場所の真ん中に立つ。
ノ「ゴホン、それでは、えー。
インタビューいいですかー?」
『えっと...いまいちどう喜んだら良いのか分からないんだけど......。』
いきなり、ランキング発表をされてインタビューだなんて考えてもいない。
そもそも...ノエルが言う権利って?
ノ「つまんない反応だなー。
まあいいや、1位以外賞品もないので順に発表していくからねー。」
54人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊豆花織(プロフ) - ぬん。さん» コメントありがとうございます!偶然とは言え私の作品を見つけてくれてありがとうございます!更新頑張らせて頂きます! (2021年8月26日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん。(プロフ) - 初見です!キミガシネの夢小説が全然なくて困っていたのですが、偶然見つけて嬉しすぎて叫びました…!1から全部読ませていただきました!とても面白いです、更新頑張ってください!応援しています! (2021年8月26日 15時) (レス) id: fdbd1f8f99 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 名無しさん» 早速コメントありがとうです!!続編行けました!!これからもお願いしますね! (2021年8月21日 23時) (レス) id: a9a2642a4b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ここでも失礼します〜 続編おめでとうございます!執筆お疲れ様です…!これからも応援しております! (2021年8月21日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年8月21日 21時