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138話「クリア」 ページ42

『はっ...!!』


思いっきり寝てしまった!
今何時!!まだメインゲームは始まってない!?


ソ「ん...。おはようA。」


『おはようございますソウさん!
でも、そんな事言ってる暇ないかも知れません!!
早くロビーに行きましょう!!』


眠そうにフワフワとしているソウさんの腕を引いて廊下に出るとちょうど皆も起きて部屋を出てきたのか、廊下は賑わっていた。


ホッ...と安堵の溜息を付いた後、ゾロゾロと皆で一緒にロビーへ向かう。


ケ「...おはよう。さわやかな朝だねー...。」


レ「...どこが、さわやかなんだか...。」


Q「クソ...!結局オレ達は...脱出する手立ても無いままぜよ!」


ソ「まあまあ...まだこうして生きてるだけマシなんじゃないかな...。」


カ「.........。」


ギ「陰キャのくせにしぶといワン。嫌な世の中ニャン!」


ナ「でも、誰も犠牲にならずに済んだのは良かったです!本当に...!!」


『皆の協力があっての事だね!』


サ「みんな...!!」


不安な顔でロビーを見渡していたサラちゃんの顔は明るいものに変わって行った。
そして、ノエルの声が聞こえた。


ノ「予想外だねー...。
ゴキブリみたいにしぶといじゃん、テメーら。」


ア「ナメないで!!ゴキブリよりしぶといのよ!!」


ノ「はいはい、お見それしましたよー。
...正直、1人くらいは死ぬと思ってたからねー。
まあいいや、テメーらには今から付いてきて欲しい場所がある。」


Q「なに!?まさか...もうメインゲームを...!!」


ノ「それはまだまだ...。
楽しみは最後にとっておかなあと...。
ほらテメーら、後ろを向いてみなよ。」


ノエルに促されるままに後ろを向いてみるとさっきまで青空が映っていた窓が消えて緑色の扉が現れた。


ノ「良い仕掛けでしょー。あの先に来て欲しいんだー。
つーか殺されたくなかったら、付いてきなー。」


ノエルは先に扉の向こうへと消えていった。


ナ「ど、どうしましょう...。」


ケ「...大丈夫、おまわりさん達はルール通りに攻略したんだ。
無茶はしてこないハズ...だよ。」


確信はないけれど...進むしかないんだね。


ギ「仕方ないニャン、付いて行くワン...。」


この後、何があるのだろう。
事情を知っているかもとソウさんの顔を見てみても...それは分からなかった。
正直、ソウさんも戸惑っている様子だ。
ここから先は...ソウさんですら知らない事が起きると言うのだろうか。

139話「発表」→←137話「解析」



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伊豆花織(プロフ) - ぬん。さん» コメントありがとうございます!偶然とは言え私の作品を見つけてくれてありがとうございます!更新頑張らせて頂きます! (2021年8月26日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん。(プロフ) - 初見です!キミガシネの夢小説が全然なくて困っていたのですが、偶然見つけて嬉しすぎて叫びました…!1から全部読ませていただきました!とても面白いです、更新頑張ってください!応援しています! (2021年8月26日 15時) (レス) id: fdbd1f8f99 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 名無しさん» 早速コメントありがとうです!!続編行けました!!これからもお願いしますね! (2021年8月21日 23時) (レス) id: a9a2642a4b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ここでも失礼します〜 続編おめでとうございます!執筆お疲れ様です…!これからも応援しております! (2021年8月21日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年8月21日 21時

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