101話「ジョー君」 ページ5
財布の中から取り出した、交換したメダルを試しに1枚恐る恐るではあるけれど自動販売機に入れてみた。
しかし......それを入れた所で上の青い文字が199に変わる訳でも無く、何の反応も無かった。
サ「...............!」
レ「............何も起きねえな。」
『上の文字が200だから、もしかしたら1枚じゃ足りないのかもしれませんね...。』
サ「そうですね...200枚入れないといけないのでは...?」
レ「はぁー!?そんなに大量に手に入れるのかよ!!
よっぽど美味いジュースじゃなきゃ、割に合わねえよ!」
ちょ...レコさん!?
流石にメダル200枚分の景品がジュースって事は無いと思いますよ!!
『でも...よっぽどの事じゃない限り200枚は集められないと思うので、心配する必要は無いかもしれませんね。』
レ「...確かに、200枚なんて無理か...スルーで問題ねえな。
...ホッとしたぜ。ずらかろうぜ、こんな所。」
私は自動販売機のお釣りをとる部分から、忘れずに入れたメダルを回収した。
サ「Aさん、良かったらこの後一緒にアトラクションに行きませんか?」
私も移動して何かのアトラクションに挑戦しようと考えていた所、サラちゃんにアトラクションに誘われた。
『勿論だよ、サラちゃん。
どのアトラクションがいいかな...?』
まだまだやっていないアトラクションが多いから、何かしら一緒に出来るものがあるかもしれない。
サ「そうだ、Aさん。
少しだけ...医務室に寄っても良いですか?」
医務室...か。
サラちゃんももしかして怪我でもしてるのかな?
行く理由はよく分からなかったけれど、サラちゃんと2人で医務室に向かった。
.
.
驚く事に...医務室に着くと窓の外にジョー君の姿があった。
『!?』
驚きながらも、サラちゃんの方を見ると...。
サ「...また......か...。」
見てはいけないものを見てしまった...とでも言う様に顔を覆い、青ざめていた。
サラちゃんは見えないはずのジョー君が見えている?
いや、でも...このジョー君は私にも見えている。
サ「はぁ...はぁ......うっ...!!」
『ちょ...!
サラちゃん...大丈夫...?』
サラちゃんは混乱して、息も苦しそう。
それでも何かを求める様にフラフラとジョー君に向かって歩いて行く。
サ「...?これ...まさか...!!」
サラちゃんはこれが幽霊のジョー君でないと気付いたみたい。
サ「ジョー...!?」
『ジョー...君...。』
54人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「原作沿い」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
伊豆花織(プロフ) - ぬん。さん» コメントありがとうございます!偶然とは言え私の作品を見つけてくれてありがとうございます!更新頑張らせて頂きます! (2021年8月26日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん。(プロフ) - 初見です!キミガシネの夢小説が全然なくて困っていたのですが、偶然見つけて嬉しすぎて叫びました…!1から全部読ませていただきました!とても面白いです、更新頑張ってください!応援しています! (2021年8月26日 15時) (レス) id: fdbd1f8f99 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 名無しさん» 早速コメントありがとうです!!続編行けました!!これからもお願いしますね! (2021年8月21日 23時) (レス) id: a9a2642a4b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ここでも失礼します〜 続編おめでとうございます!執筆お疲れ様です…!これからも応援しております! (2021年8月21日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年8月21日 21時