９８話「ガレキの部屋」 ページ2
憩いの場からロビーに出るとカンナがいた。
カ「Aさん！
ソウさんなんですけど、やっぱり具合があまり良くないのか寝室で寝てます！
良かったら行ってあげて下さい！」
どうやらカンナ達はとっくにアトラクションを終えていたみたい。
『ありがとう、カンナ。
カンナはこれからどうする予定？』
カ「カンナは...サラさんとお話がしたいです。」
一応仲直りをしたとは言え、まだちゃんと話す機会が無かったからね。
『うん、分かった...。
私はソウさんの所に行くね。』
一度別れる事にして、私はソウさんがいるであろう寝室に向かった。
.
.
『ソウさん、入りますよ。』
カンナはソウさんが寝てると言っていたけど...多分寝てない。
少しの間だけでもカンナを自分から離したかったのだろう。
ソ「入っていいよ。」
案の定だった。
『起きてるんじゃないですか...。』
ソ「まあね。
そうそう...ちょっと気になる場所があるから付き合ってよ。」
えっ...？
今、ロビーに行って大丈夫かな？
多分カンナがいるよね？
.
.
.
何てタイミングがいいんだろう。
ちょうどここにはサラちゃんもカンナもいなかった。
連れて行かれたのは荒れた廊下で、向かった先は瓦礫が積まれた狭い部屋だった。
さっきソウさんが気にしていたのはこの部屋なのかな？
大きなモニターと複雑な機械が置かれていて、中でもビックリしたのは１階の隠し部屋にあった...奪われてしまったはずのカイさんのパソコンがあった事だ。
ソ「あはは、こんな所にあったんだね。」
ソウさんはそれを見るなり椅子に座り、器用にパソコンを開いてパスワードを打ち始めた。
......しかし、“chidoin”と打ち込んでもパソコンは開かなかった。
『何で...。』
ソ「ナオさんに奪わせた後、カイさんがパスワードを変えたんだろうね。
ボクが開いて中身を見てしまったから。」
せっかく情報を手に入れたのに...これじゃあ...。
『......どうしますか？』
ソ「そうだな...限界までパスワードを試してみるよ。今回は充電器もあるみたいだしね。」
何度も打ってみた。
...しかし、いっこうに解除出来そうにない。
ソ「今回は...お手上げだね。
これ以上はボクでも分かりそうにない。」
『ソウさん、いっその事充電器だけ持って行ってパソコンはここに置いておきましょう。
もしかしたら...サラちゃんが解けるかもしれませんし...。』
カイさんとサラちゃんに本当に関係があるのだとしたら、サラちゃんは何かを知っているかもしれない。
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伊豆花織(プロフ) - ぬん。さん» コメントありがとうございます！偶然とは言え私の作品を見つけてくれてありがとうございます！更新頑張らせて頂きます！ (2021年8月26日 21時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬん。(プロフ) - 初見です！キミガシネの夢小説が全然なくて困っていたのですが、偶然見つけて嬉しすぎて叫びました…！1から全部読ませていただきました！とても面白いです、更新頑張ってください！応援しています！ (2021年8月26日 15時) (レス) id: fdbd1f8f99 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 名無しさん» 早速コメントありがとうです！！続編行けました！！これからもお願いしますね！ (2021年8月21日 23時) (レス) id: a9a2642a4b (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ここでも失礼します〜 続編おめでとうございます！執筆お疲れ様です…！これからも応援しております！ (2021年8月21日 23時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年8月21日 21時
