８話「酒場」 ページ9
ソ「それじゃあAさん、サラさん、行こうか。」
他のペアは移動を始めたらしく、現在広間にいるのは私達３人とカンナちゃんを診ているナオちゃんとレコさんだけである。
どこから行くか迷ったので、今いる位置から１番遠い場所から向かうことにした。
・
・
ソ「緑色の自動販売機が置いてあるね。」
奥まで進んで、最初に入った通路には緑色の自動販売機と“BAR”と書かれた看板があった。
『本当ですね！
でも、水もジュースも１０００円もする...。
お金は無いから買えないけど、これは高すぎ...。』
自動販売機を見た後、奥に続く扉をくぐっれば...そこには酒場を探索中のミシマさんとギン君がいた。
ギ「A姉ちゃん！サラ姉ちゃん！
来てくれたワン！」
『おととっ...！』
突然飛びつかれた事もあってバランスを崩しかけたけど、上手い事ギン君を受け止められた。
甘えて来るギン君の頭を撫でながら、何かヒントになる物が無いかと視線を動かしていると...サラちゃんに名前を呼ばれた。
サ「Aさん、ここに引き戸があります！
開けてみましょう！」
『分かった、今行くね！』
私達が順番に引き戸を開けようと試みたものの結果は残念...。
最終的に男性であるソウさんに託した。
ソ「...えい！
...やあ！
...開かない！」
『......。』
ま、まあ...見た目から多少の予想はしていたものの、私達と同様にソウさんが開けようとしても扉はビクともしなかった。
───と言う事で一旦引き戸は置いておき、サラちゃんはミシマさんとギン君の２人に話を聞きに行った。
この間に私は壁に掛かった黒板を見てみた。
黒板には...
【飲酒可】
アリス・カイ・カズミ・A・ケイジ・シュンスケ・ソウ・ナオミチ・マイ・メグミ・レコ・Qタロウ
【飲酒不可】
アンズ・カンナ・ギン・クギエ・サラ・ジョー・ナオ・ヒナコ・ランマル
と書かれていた。
中には私達１２人の名前だけで無く、全く知らない人達の名前が五十音で並んでいた。
ソ「もしかしたら、聞き覚えのない名前は最初の試練をクリア出来なかった人なのかもね。」
『わっ...！』
後ろから急に話しかけてこないで欲しい。
警戒していなかったからこそ驚きが倍だ...。
しかし...“最初の試練をクリア出来なかった人”か...。
.
開かなかった引き戸以外に怪しいものは殆ど無かった事もあり、引き戸は後で力のありそうなケイジさんやQタロウさんにお願いする事にしよう。
取り敢えず、酒場の探索は最初からここにいたギン君とミシマさんに任せて私は別の部屋の探索をする事にした。
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伊豆花織(プロフ) - にしんさん» ぜひ楽しんで行って下さい！！少し気に入らない所を修正したり、付け加えたりしてます！ (7月7日 20時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - あれ、久しぶりに見に来たら更新され直してる？ せっかくの機会なのでもう一周いってきます/(・ω・) (7月7日 20時) (レス) id: 5ae1833e01 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - りのさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂いてるみたいで、こっちも嬉しいです！ (2022年2月12日 20時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
りの - ソウさん推しの私はすごいニヤニヤしておりましたありがとうございます (2022年2月11日 21時) (レス) @page50 id: 751eb34a5f (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 椿さん» 私も迷う事無き夢女子です笑今、何処まで読んで頂けたのか存じませんがランマルについては話の都合上中々絡ませられていないのでごめんなさいと言っておきます！！ (2021年11月23日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年7月21日 3時
