５話「自己紹介２」 ページ6
？「ううう...ひっぐ...。」
サ「大丈夫...？」
？「あああ...ううぅぅ...。」
サラちゃんも優しく話しかけてみた結果...また少し、落ち着いたのか震えが小さくなった。
しかし...怯えたままではこれ以上の情報を今は聞き出せないと思ったのか、もう少し落ち着くのを待つ為に別の人に詳しく話を聞くことにしたみたい。
そして、他の人の話は小耳に挟む程度に聞き、何となく気になってしまうこの子の様子を見ていたところ...サラちゃんが私にも事情を聞きに来た。
サ「あの...Aさん、話を聞いても大丈夫ですか？」
『うん、勿論だよ！
改めて、私は星宮叶...よろしくね。』
サ「ここに連れてこられるまでの経緯って分かりますか？」
『確か...最寄り駅から自宅までの道のりを歩いてたんだ。
皆の言う検閲に止められて、とか...
後ろから何者かに襲われて、とか...
そんな事、全く無くて...気付いたらここにいたんだ。
うん、余り役に立たなさそうな情報だね...。
ごめんね、サラちゃん。』
皆以上に...何も情報を掴めていない。
どうして、ここに連れてこられたのだろう...。
.
.
これで一通り、皆のこれまでの軽い経緯等を知ることが出来た。
金髪の男性は警察のケイジさん。
ミシマさんを慕っている女の子は美大生のナオちゃん。
私の事をA姉ちゃんと呼んでくれた男の子はギン君。
冬服を着込んでいる男性は......日和 颯を名乗った。
皆の自己紹介も終わり、少し落ち着いたのかおずおずと女の子が話し始めた。
カ「...私...木津池 神奈って言います...。」
女の子の名前はカンナちゃん。
中学生らしい。
カ「...お姉ちゃんと...学校の帰りに......アイス食べてて...。」
カンナちゃんの身体が再び震えてきた。
震える身体を落ち着かせるように、私はカンナちゃんの背中を軽くポンポンと叩いて落ち着かせようとした。
..............しかし。
カ「ああああああああああああああああああああ」
落ち着いてきた身体は...再び、ありえないほどガタガタと震えだした。
カ「お姉ちゃんが...！！
死んじゃった...！！
私のせいで...！！
なんで！？どうして！？
うわあああああああああああああああああ！！」
ガクン...と膝を崩し、倒れ込むカンナちゃんの身体をギリギリで受け止めた。
顔が...真っ青だ......。
そっと床に寝かせた後、掻きむしって乱れた髪の毛を優しく整えた。
レ「A、カンナの様子はどうだ...？」
『今は...何とも......。
でも、お姉さんの死が確実にカンナちゃんの心を削ってます...。』
ここで一旦自己紹介を終え、次の話に移る事にした。
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伊豆花織(プロフ) - にしんさん» ぜひ楽しんで行って下さい！！少し気に入らない所を修正したり、付け加えたりしてます！ (7月7日 20時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - あれ、久しぶりに見に来たら更新され直してる？ せっかくの機会なのでもう一周いってきます/(・ω・) (7月7日 20時) (レス) id: 5ae1833e01 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - りのさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂いてるみたいで、こっちも嬉しいです！ (2022年2月12日 20時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
りの - ソウさん推しの私はすごいニヤニヤしておりましたありがとうございます (2022年2月11日 21時) (レス) @page50 id: 751eb34a5f (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 椿さん» 私も迷う事無き夢女子です笑今、何処まで読んで頂けたのか存じませんがランマルについては話の都合上中々絡ませられていないのでごめんなさいと言っておきます！！ (2021年11月23日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年7月21日 3時
