４２話「取り調べ３」 ページ43
ゴ「この中の誰かは絶対に裏切る...！
お人好しのバカだけが死んでいくんだ。」
その的確な言葉が...胸の痛い所を突いてくる。
ゴ「オレだけが思ってるワケじゃない。
...そうだろ。」
ジ「.........。」
皆が思う所があり黙り込んでいる中...
ジョー君はゆっくりとゴンベエさんに近寄ると...身体を縛っていた縄を解いた。
サ「何をやってる！ジョー！？」
ゴ「...なんのつもりだ？」
ジ「...オレ、もう仲間を疑うのはやめた。
どうしても思えないんだよ！
この中に悪いヤツがいるなんて。」
ジョー君は、悲しいくらいにお人好しだ......。
ゴ「クク...思考停止ヤローか...。
お前はこいつらの何を知ってるんだ...ククク...。」
ジ「そりゃ、何も知らねーけど...。
オレのハートがそう言ってんだからしょうがねーって！
どーせ頭は良くねーんだ。
どうせだからこの気持ちを信じてみるよ。」
だから、悪い大人に標的にされちゃうんだよ......。
ゴ「サムいこと言う野郎だが、縄をほどいてくれた礼に仕返しせずに出て行ってやるよ。」
本当に協力するつもりは無いみたいでら宣言通りに素直に部屋を出て行ってしまった。
ジ「いやー...サムいって言われるとさすがに恥ずかしくなってきたな...。」
ジョー君は照れくさそうに赤くなった頬をかいていて、周りはそんな様子を見て思わず笑みがこぼれている。
こんな...素直で明るい子を......犠牲にしなくてはいけないの？
.
.
ケ「さーて、あらためてみんなでナオちゃんを探しに行こうか。」
レ「そ...そうだぜ！
また手分けして探しに行こう！！」
ケイジさんの一言で再びナオちゃんの探索が開始されようとした時、ソウさんがおずおずと手を挙げて不調を訴える。
ソ「ご、ごめん...。
ちょっとまだ体調が悪くて...休んでてもいいかな...。」
後頭部をさすっているソウさんの様子に皆も納得の表情をする。
レ「しゃーねぇ...！
ギン、カンナ、お前達もここで少し休んでな。」
カ「...は、はい...。」
『あ、あの...！
カンナちゃんが心配なので...私も残ります！』
サ「よろしくお願いします、Aさん！」
ソ「じゃあ、ギンくんも...ここで留守番してようか？」
ソウさんは...無計画な事をしない人だ。
きっと、メンバーの中で最も幼い２人を利用したいのだろう。
ギ「A姉ちゃんがいたとしても...
陰キャと一緒は...嫌ニャ...！」
ギン君は、近付くソウさんを払い除け...サラちゃんに飛び付いた。
ギ「サラ姉ちゃん..連れてって欲しいワン...。」
サ「分かった、一緒にナオさんを探そう。」
こうして、皆の次の行動が決まった。
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伊豆花織(プロフ) - にしんさん» ぜひ楽しんで行って下さい！！少し気に入らない所を修正したり、付け加えたりしてます！ (7月7日 20時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - あれ、久しぶりに見に来たら更新され直してる？ せっかくの機会なのでもう一周いってきます/(・ω・) (7月7日 20時) (レス) id: 5ae1833e01 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - りのさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂いてるみたいで、こっちも嬉しいです！ (2022年2月12日 20時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
りの - ソウさん推しの私はすごいニヤニヤしておりましたありがとうございます (2022年2月11日 21時) (レス) @page50 id: 751eb34a5f (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 椿さん» 私も迷う事無き夢女子です笑今、何処まで読んで頂けたのか存じませんがランマルについては話の都合上中々絡ませられていないのでごめんなさいと言っておきます！！ (2021年11月23日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年7月21日 3時
