３４話「２階」 ページ35
ピンクの部屋を出て、食堂まで駆けて行くものの...既にそこにナオちゃんとギン君の姿は無かった。
ジ「あれ！？どこに行ったんだ！？」
『２階に...行ったのかもしれない！
Ｑタロウさんの所へ行こう！』
.
.
広間にある階段の前に向かえば...そこにＱタロウさんの姿は無かった。
彼まで何処に行ってしまったのだろう...。
皆がバラバラになってしまっている。
ケ「よーし、手分けしようか。
ジョーくん、１階を頼めるかい？
...２階は何があるか分からないから、３人で行こうと思うよ。」
ジ「分かったっス！
...帰りが遅かったらヘルプに行くッスからね！」
１階では、レコさんもきっとナオちゃんやギン君を探してくれているだろうから...ジョー君にお願いしよう。
.
.
２階に辿り着くと４つの扉と真ん中に鉄格子で塞がれた道があった。
“ゆ”と書かれた部屋が２つあるため私はそこへ向かい、２人は“鏡”と書かれた部屋へ向かった。
部屋を覗いてみると、そこは何の変哲もないお風呂場だった。
再び合流して、今度は“石”と書かれた部屋に入った。
そこには鉄の檻の中に閉じ込められたギン君がいた。
サ「ギン！！」
『ギン君！！』
ギ「さ...サラ姉ちゃん、A姉ちゃん...。
助けてニャ...！ナオ姉ちゃんを探してたら...。」
サ「鉄の檻...！こんなのどうしたら...！」
サラちゃんが檻に手を触れた瞬間、ギン君の入っている鉄の檻は床に沈み始めた。
ギ「ひ...ああ...サラ姉ちゃん...A姉ちゃん...！！」
『ギン君！！大丈夫...！』
ギ「どんどん下に沈んで行ってるニャン...。
いやワン...！怖いよぉ...！！
助けて、サラ姉ちゃん！！A姉ちゃん！！」
悲痛な声が部屋に響く。
どうにかしてギン君を助けないと...！
サ「Aさん！ケイジさん！持ち上げるの手伝ってください！！」
『っ......！！』
いざ引き上げようと思った時には、殆ど持ち上げる事が出来ないくらいまで沈んでしまっている。
ギ「ここから出してよぉー！！」
サ「ギン！！」
遂には完全に地面へと沈んでしまった。
サ「ああぁ...ギン...！！」
『どうしよう...ギン君...。』
サラちゃんはまだ持ち上げようとしているけれど、どうやったてもう無理だ。
そう、諦めかけた時ケイジさんが思いっきり壁を蹴っ飛ばした。
『へ......？』
ケ「はしごだねー。」
蹴破られた壁の先には下へと続くはしごがかかっていた。
ケ「サラちゃん、Aちゃん行こうか。」
サラちゃん、私、ケイジの順番にはしごを降りて行く。
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伊豆花織(プロフ) - にしんさん» ぜひ楽しんで行って下さい！！少し気に入らない所を修正したり、付け加えたりしてます！ (7月7日 20時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - あれ、久しぶりに見に来たら更新され直してる？ せっかくの機会なのでもう一周いってきます/(・ω・) (7月7日 20時) (レス) id: 5ae1833e01 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - りのさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂いてるみたいで、こっちも嬉しいです！ (2022年2月12日 20時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
りの - ソウさん推しの私はすごいニヤニヤしておりましたありがとうございます (2022年2月11日 21時) (レス) @page50 id: 751eb34a5f (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 椿さん» 私も迷う事無き夢女子です笑今、何処まで読んで頂けたのか存じませんがランマルについては話の都合上中々絡ませられていないのでごめんなさいと言っておきます！！ (2021年11月23日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年7月21日 3時
