25話「投票の行方」 ページ26
サ「Aさん、ごめんなさい!!
そもそも、ドアまでちゃんと調べていたら回避出来る罠でした!
それなのに...気付いていたのかもしれないって勝手に誤解して、Aさんに責任を負わせ様としてました...。
......本当にごめんなさい!」
サラさんが誠意を込めて謝る様子を見せれば、周囲からの疑いは一瞬で消え去った。
これが...サラちゃんの力、か...。
『大丈夫だよ、サラちゃん。
私は...気にしてないから...。』
ケ「よしよし、仲直り出来たみたいだね。」
私達の間に立っていたケイジさんは...腕を伸ばして、私達の頭をワシワシと撫でて来た。
手がゴツゴツとした男性の手で、何だか...照れくさい。
.
落ち着いてきた所で...サラちゃんはナオちゃんを心配に思って側に寄って行った。
サラちゃんが声を掛けているものの、ナオちゃんはミシマさんの身体を力の出ない腕で必死に揺さぶっていた。
ナ「先生...先生...。
こんなの...ウソですよね...先生...。
起きて...起きてください...。
ダメですよ...みんな心配してるんですから...。
先生...?」
その瞬間、見間違いだと思いたかったけれど...
ミシマさんの頭部が胴体から転がり落ちた。
ナ「.........?
......先...生......?」
ジ「な...ナオさん!さ...触っちゃダメだ!」
それに手を伸ばすナオちゃんの動きは...ジョー君によって遮られた。
ギ「にゃあ...おっさんが...。」
ジ「見るな!ギン!離れてろ!」
小さな男の子に見せるには余りにも惨い状況だ。
ついさっきまでミシマさんと一緒に行動をしていて、信頼しかけていたギン君ならば余計に。
ジ「誰が...誰がミシマ先生に...票を...。」
『っ...ジョー君!!!!』
レ「黙れチャラ男...!!」
ジ「だって...投票のせいで先生は...!
Aさんの提案があったのに...!」
辞めてジョー君。
投票先を調べようとしないで。
レ「ああ言ったとは言え、全員が自分以外に投票した可能性だってあるんだよ!!」
ケ「...落ち着きなって。
いいかい、みんな。
...お互い投票先について一切詮索しちゃダメだ。
オレ達は何も知らずに投票してしまったんだ。
誰にも悪意は...ない。」
っ...ごめんなさい。
投票先は詮索しないと話がまとまり、ジョー君はフラフラと部屋を出ていった。
他にも部屋に残ったままの人と出ていく人とでバラバラで...これからどうしようかとボーッとしているとソウさんに話しかけられた。
ソ「A、ちょっと隠し部屋に行こうか。」
コソッ...と耳元で言われた後、私の返事も待たずに腕を引っ張られ隠し部屋へと連れ込まれた。
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伊豆花織(プロフ) - にしんさん» ぜひ楽しんで行って下さい!!少し気に入らない所を修正したり、付け加えたりしてます! (7月7日 20時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - あれ、久しぶりに見に来たら更新され直してる? せっかくの機会なのでもう一周いってきます/(・ω・) (7月7日 20時) (レス) id: 5ae1833e01 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - りのさん» コメントありがとうございます!楽しんで頂いてるみたいで、こっちも嬉しいです! (2022年2月12日 20時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
りの - ソウさん推しの私はすごいニヤニヤしておりましたありがとうございます (2022年2月11日 21時) (レス) @page50 id: 751eb34a5f (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 椿さん» 私も迷う事無き夢女子です笑今、何処まで読んで頂けたのか存じませんがランマルについては話の都合上中々絡ませられていないのでごめんなさいと言っておきます!! (2021年11月23日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊豆花織 | 作成日時:2021年7月21日 3時