２０話「組み立て」 ページ21
サラちゃんには先にピンクの部屋に行ってもらい、私とジョー君で皆を探しに行く。
『ジョー君、皆バラけてるみたいだし...手分けしよう！』
ジ「うっす！！」
ジョー君はケイジさん達の場所に予想がついているみたいでそちらへ向かって行った。
ジョー君がいれば...多分、皆の事を問題無く集めてくれそうだ。
だったら、私が向かう先は...１つ。
・
ソウさんの所へ向かう為、広間に出れば...変わらずレコさん達がいて、気を失っていたカンナちゃんも目を覚ましていた。
『...カンナちゃん！
良かった、気が付いたんだね！
大丈夫...？』
カ「Aさん...。
ご迷惑をおかけしました！
カンナは...もう、大丈夫です！！」
青ざめて...消えてしまいそうな雰囲気を纏っていたカンナちゃんの顔に生気が戻ってきている。
良かった...。
レ「サラから聞いたよ。
人形の身体見つかったんだって？
食堂の奥の部屋だったよな、私達も向かうよ。」
既にここを通ったサラちゃんが伝えてくれたみたい。
じゃあ...急いで隠し部屋にいるソウさんを呼び出すかな。
.
.
.
隠し部屋に入ると...ソウさんの体勢は最後に見た時から変わっていなかった。
つまり、パスワードの解析がまだ済んでいないのだろう。
『ソウさん、身体が集め終わりましたよ。
皆、そろそろピンクの部屋に集まってきます。
遂に...この時です。』
ソ「分かった。
.......じゃあ行こうか。」
.
.
ピンクの部屋に着くと既に皆が揃っていた。
『お待たせしました。』
サ「ソウさん！
良かった...Aさんと無事に合流できたんですね。」
ソ「うん、無事にね。
...皆も無事で良かったよ。」
人形の胴体の周りに皆が集まる。
レ「一応ドアは開けたままにしておくからな。」
Q「逃げ道の確保はバッチリってことがやな！」
ソウさんの...言った通り。
逃げ道確保のために開かれた事で扉の内側に書かれた紙を...皆は目にする事が出来ない。
チラッとソウさんの方を見れば...“ほら言ったでしょ？”と自慢げな顔をしていた。
ケ「それじゃあ、運命の瞬間...いくぞー。」
ケイジさんが手、足、頭と手際よくパーツを取り付けていく。
反応が何も無い。
...そう思った瞬間に、部屋には白いガスが噴出された。
ジ「なあ...周りが白くなって来てないか！？」
ケ「ガスだ...！」
ソ「ど...毒...！？
まずいよ...部屋を出なきゃ...！」
皆を混乱させようとしているのか...ソウさんの言葉は嫌に通る。
そのせいもあって、段々と白く染まっていく空間に混乱の声は中々止まない。
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伊豆花織(プロフ) - にしんさん» ぜひ楽しんで行って下さい！！少し気に入らない所を修正したり、付け加えたりしてます！ (7月7日 20時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - あれ、久しぶりに見に来たら更新され直してる？ せっかくの機会なのでもう一周いってきます/(・ω・) (7月7日 20時) (レス) id: 5ae1833e01 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - りのさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂いてるみたいで、こっちも嬉しいです！ (2022年2月12日 20時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
りの - ソウさん推しの私はすごいニヤニヤしておりましたありがとうございます (2022年2月11日 21時) (レス) @page50 id: 751eb34a5f (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 椿さん» 私も迷う事無き夢女子です笑今、何処まで読んで頂けたのか存じませんがランマルについては話の都合上中々絡ませられていないのでごめんなさいと言っておきます！！ (2021年11月23日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年7月21日 3時
