１８話「演技」 ページ19
広間に出てみると...３人は変わらずにそこにいた。
頭の中でスイッチを切り替える。
何も知らずに...純粋にサラちゃん達を心配していた私はもう居ない。
これから起きる事を教えてもらい、自分が生きる為に利用する私が......ここに立っている。
さあ...演技を始めよう。
『...っ......はぁ...レコさん！ナオちゃん！
ソウさん、の...事見ませんでした！？
今度...は、ソウさんともはぐれてしまったみたいで、はぁ...全然見つからないんです！』
少し離れた所から、小走りで駆け寄って...息を切らしたまま声を掛けた。
ナ「ソウさんですか！？
ご、ごめんなさい...！
私達はずっとここにいたんですが、さっき２人が此処を通ったきり誰も通って無いです！」
成程、どうやら...サラちゃん達のロシアンルーレットもまだ終わっていないらしい。
レ「悪いな、力になれなくて...。
どうだ...私やナオと一緒に、誰かと合流できるまでここにいるか？」
『そう、ですね...。
そうしたい気持ちは山々何ですが...サラちゃんと約束したんです！
鉄格子をこじ開ける事の出来る物を探してくるって...！
でも、全然見つかりそうになくて...。』
レ「そうか...。
私達はカンナが目覚めるまでここにいるから、困ったらここに来いよ。」
『はい...！
ありがとうございます、レコさん！』
ポンッ...とレコさんの優しい手が私の方に乗る。
その温かさに安心するよりも...申し訳なさを感じてしまった。
.
.
急ぎ、酒場へ向かえば...２人が変わらずに立っていた。
ギ「A姉ちゃん、また来てくれたにゃん！
......あれ？
一緒にいたサラ姉ちゃんと陰キャはどうしたワン？」
い、陰キャ...？
もしかして、ソウさんの事？
ギン君は...随分独創的なあだ名を付けるんだね。
『実はね...サラちゃんとソウさんとはぐれちゃったの。
サラちゃんは...遊技場の奥の青い部屋にジョー君やケイジさんと閉じ込められちゃってて、何か開ける道具が無いか探しに来たんだ。』
ミ「でしたら、私達と探しませんか？
...ちょうどそこの棚の引き戸を開けて見ようと思っていたんです。」
さっき...ソウさんが開けられなかった引き戸。
そこに何かあるのかもしれないし、一緒に開ける様子を見てみようかな。
『はい、私で良かったらお手伝いさせて下さい！』
棚の前に向かって、ミシマさんは引き戸に手をかける。
ガタガタと立て付けが悪いのか...
とても重いのか...
想像以上に開けるのは難しかったが、何とか開けることが出来た。
中には右足がゴロリと入っていた。
そのついでと言う様に何かの道具が入っていた。
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伊豆花織(プロフ) - にしんさん» ぜひ楽しんで行って下さい！！少し気に入らない所を修正したり、付け加えたりしてます！ (7月7日 20時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - あれ、久しぶりに見に来たら更新され直してる？ せっかくの機会なのでもう一周いってきます/(・ω・) (7月7日 20時) (レス) id: 5ae1833e01 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - りのさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂いてるみたいで、こっちも嬉しいです！ (2022年2月12日 20時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
りの - ソウさん推しの私はすごいニヤニヤしておりましたありがとうございます (2022年2月11日 21時) (レス) @page50 id: 751eb34a5f (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 椿さん» 私も迷う事無き夢女子です笑今、何処まで読んで頂けたのか存じませんがランマルについては話の都合上中々絡ませられていないのでごめんなさいと言っておきます！！ (2021年11月23日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年7月21日 3時
