１７話「隠し事」 ページ18
ソウさんの様子が落ち着いてきた所で地べたに座り込んでいた体勢を辞め、立ち上がった。
『それじゃあ...ソウさん。
私は探索に戻ります。
この部屋に留まっていては、怪しまれかねませんし...
貴方の力になるためにも...信頼集めをしなくちゃですからね。』
ずっと隠れてコソコソする訳には行かない。
信頼を集めるためにも...人の目に触れる事が重要だ。
ソ「そうだね。
キミが活躍してるって姿を誰かに見せておくべきだ。
心配してたサラさん達だけど...
きっと、ロシアンルーレットは問題無くクリア出来るだろうし...“心配したよ！大丈夫...？”って...言いさえすれば怪しまれる事は無いよ。」
ソウさんの言葉には若干トゲがあるけれど...サラちゃん達が無事であるのだろうと言う確信が不思議と湧いてくる。
サラちゃんから信頼してもらえれば...自ずと周囲からの信頼も集められる。
そう思うと同時に...サラちゃんに敵と見なされたら
──────そう考えると...背筋がゾクッと震える。
『ソウさんは...パソコンのパスワードの解読をよろしくお願いします。
まあ...通用するか怪しい所ですが、皆には途中でソウさんとはぐれてしまって居場所を知らない体で行きます。』
ソ「うん、解読は任せて。
Aのためにも...しばらくは秘密に関わる話はしない。
また別の情報が手に入ったらこっそり話す程度にするね。」
まだ...何かを企んでいるらしい。
でも、確かに...メインゲームでの票を好きにするならば他にも何人かの協力は必要だ。
もしかしたら、ソウさんは誰かの弱みを握る方法がある、または既に持っているのかもしれない。
『......ええ、私も頑張ります。
貴方は貴方で...ヘイトの管理には注意してください。
貴方が私に積極的に関わら無いようにするのと同じで、私も貴方を表立って庇えませんから。』
それだけ言って、部屋を後にする。
それじゃあ...再び探索に向かおう。
探していたと言うアリバイを作るためにも...ミシマさんやギン君からの目撃情報も必要。
・
隠し部屋から外に出て、食堂、広場と順番に向かう。
体感、結構長い時間ソウさんと話をしていた気がするが、実際にはそこまで時間はかかっていない。
それくらいの時間ならば...ソウさんと探索に向かったもののはぐれてしまって、１人で探索を続けていたと言っても怪しまれ無いだろう。
広場を通るって事はレコさんとナオちゃんが私の事を視界に入れる。
さっきはサラちゃんとはぐれ...
今度はソウさんとはぐれた。
あまりにも皆とはぐれすぎだけど、レコさんは基本的に女性には優しくしてくれる。
それを逆手に取れば...上手くいくはず。
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伊豆花織(プロフ) - にしんさん» ぜひ楽しんで行って下さい！！少し気に入らない所を修正したり、付け加えたりしてます！ (7月7日 20時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - あれ、久しぶりに見に来たら更新され直してる？ せっかくの機会なのでもう一周いってきます/(・ω・) (7月7日 20時) (レス) id: 5ae1833e01 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - りのさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂いてるみたいで、こっちも嬉しいです！ (2022年2月12日 20時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
りの - ソウさん推しの私はすごいニヤニヤしておりましたありがとうございます (2022年2月11日 21時) (レス) @page50 id: 751eb34a5f (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - 椿さん» 私も迷う事無き夢女子です笑今、何処まで読んで頂けたのか存じませんがランマルについては話の都合上中々絡ませられていないのでごめんなさいと言っておきます！！ (2021年11月23日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2021年7月21日 3時
