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5 このど阿呆がっ!! ページ5

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 不快表現あります!



「きゃあ、見て、可愛いですわよ」

「本当だ、癒やされる〜」

休憩中、妹と動画を見ているところに近寄ってきたのは、ゆめちゃんだ。

「ゆめさんも見るかしら?」

見ていたリスの動画をゆめちゃんに向けたナオミ。

投稿者のペットの6匹のリスが餌を食べたり、走ったりする動画だ。

ゆめちゃんは少し頷くと、ナオミから渡されたスマホを受け取る。

ゆめちゃんがリスを怖がらないか、ひそかに心配していたが、心配いらなかったようだ。

リスにそうしたいのか、ゆめちゃんはスマホをぎゅっと抱きしめた。ナオミが楽しそうに其れを見ている。

「リスかわいい…」

「そうでしょう〜!」

「ちょっと待ってくれ給えゆめちゃんっ!」

「おい太宰?」

「どうしたんですか?」

飲んでいた酒を放りだして走ってきた太宰さんに皆は驚いていた。

「今っ、今、リスカは良いって言わなかったかいっ?」

「あの、ごめんなさいっ…、」

ゆめちゃんは太宰さんの顔に驚き、慌てて謝った。

「ゆめちゃん、もう君はそんなことを覚えたのだね。まだ知らなくて良いことだったのに。でも、仕方がないね」

太宰さんがあまりにも悲しそうな表情をするから、ゆめちゃんは一生懸命に励まそうとしている。

「もう独り占めしません。太宰さんにも見せます。元気出してください。ほら、可愛いんです」

「んんんんん―っ!?」

「この阿呆がっ!勘違いにも程があるだろう!」

驚きの声をあげた太宰さんを勢いよく叩く国木田さん。
太宰さんは外に連れて行かれ、お説教タイムが始まる。

「お騒がせしてごめんね。ようつべっていうアプリでこういう楽しい動画がたくさん見れるんだ。今度ゆめちゃんにもスマホ買ってあげないとね!」

リスをそんなに綺麗な瞳で見つめる君も可愛いんだよ、ゆめちゃん。



今回は谷崎さんでした☆

6 少しの贅沢→←4 「さん」だと?


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作者名:るるる様。 x他1人 | 作成日時:2023年5月7日 11時

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