１２６度 ページ9
「オマエの師匠が封じた悪魔だァ？」
ナツは不思議そうな顔でグレイを見る。グレイは切なそうな表情で氷付けの悪魔、デリオラを見つめていた。
「ああ……間違いねえ。」
「元々北の大陸にあったものが、ここの運ばれたの？」
ハッピーもデリオラを見上げる。 デリオラはまだ生きているらしく、この島の呪いに少なからず関係しているかもしれないとグレイは言った。
デリオラの名を口にする時に少し怯えたような表情で顔を歪めるグレイをAは見ていられなくなった。
ゴッ！
「！！？」
Aが振り返ればグレイは思いっきりナツを殴っていた。突然過ぎることにAもルーシィもハッピーもナツでさえ驚いていた。
グレイを見ればその目には怒りや恐怖が浮かんでいる。Aは慌てて殴られたナツへ近づく。
「グレイ！！てめえ…何しやがる！！」
「火の魔導士がこれに近づくんじゃねえ。氷が溶けてデリオラが動き出したら誰にも止められねえんだぞ。」
「グレイっ…」
グレイの顔はいかにデリオラがいかに恐ろしいかを物語っていた。
Aはナツを起こすとグレイを切なそうに見つめることしかできなかった。そんなAを見たナツはキッとグレイを睨む。
「そんなに簡単に溶けちまうものなのか よ！！」
「！！！」
ナツの言葉でグレイはハッとなった。
「大丈夫？」
ルーシィも心配そうにグレイに近寄る。
「オイ！殴られ損じゃねえか！！凶暴だな。」
「ナツが言う？」
ハッピーは冷や汗を掻きながらナツに突っ込んだ。
「ナツ、」
「お願いだから、もう何も言わないであげて」そう目で訴えるとナツも気がついたのかそれ以上は何も言わなかった。
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海姫(プロフ) - ウェンディさん» ウェンディさん！ コメントたくさんありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2015年12月2日 1時) (
レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - やっぱりとっても面白いです！頑張ってください！ (2015年8月13日 19時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - あ！また、続編の方でお話しましょう！^^ (2014年6月11日 0時) (レス) id: 32c872097c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 本当ですか！！///凄く嬉しいぜす！^^ありがとうございます！ (2014年6月11日 0時) (レス) id: 32c872097c (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - レインさん» いやいや！レインって名前も素敵です！私雨が好きなんでレインってとっても素敵だと思いますよ！レインさんに応援してもらえて私嬉しいです！ (2014年6月10日 21時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2014年1月6日 18時
