１４６度 ページ30
２人はテントにつきその中に入る。
「エルザ！！？」
グレイはイスに座り足を組んでいるエルザに目を見開いた。Aはなんとなく予想していた、と言いたげな顔で苦笑いしていた。 足を組み、まゆをつり上げ。「怒ってます、しかもかなりね。」と言いたげなエルザの後ろではルーシィとハッピーが縛られ、しくしくと泣いていた。
「だいたいの事情はルーシィから聞いた。お前達はナツたちを止める側ではなかったのか？ グレイ、A。」
「……、」
エルザはいつもよりも低い声で二人を睨んだ。グレイは返す言葉もないようでただ、黙って話を聞いていた。
「グレイ、A、ナツを探しに行くぞ。見つけ次第ギルドに帰る。」
「な…何言ってんだエルザ……。事情を聞いたなら、今この島で何が起こってるか知ってんだろ。」
グレイはテントを出て行こうとしたエルザを、焦りながら止める。
だが、エルザは無表情で振り返り口を開いた。
「それが何か？」
「っ……、」
エルザの返答には、Aも固まった。
エルザは「ギルドの掟を破った者を連れ戻しに来ただけで、それ以外は興味がない。」と後に続けた。
瞬間、グレイの中で色んな感情が駆け回り込み上げてきた。
「見損なったぞ……エルザ。」
グレイはエルザの言葉を聞き、思わずそう漏らす。
それにエルザは更に眉を吊り上げ、剣を一本換装するとグレイの喉元に構える。
「お前までギルドの掟を破るつもりか。ただではすまさんぞ。」
そう告げたエルザの顔に、もはや同情なんて存在しなかった。
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海姫(プロフ) - ウェンディさん» ウェンディさん！ コメントたくさんありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2015年12月2日 1時) (
レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - やっぱりとっても面白いです！頑張ってください！ (2015年8月13日 19時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - あ！また、続編の方でお話しましょう！^^ (2014年6月11日 0時) (レス) id: 32c872097c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 本当ですか！！///凄く嬉しいぜす！^^ありがとうございます！ (2014年6月11日 0時) (レス) id: 32c872097c (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - レインさん» いやいや！レインって名前も素敵です！私雨が好きなんでレインってとっても素敵だと思いますよ！レインさんに応援してもらえて私嬉しいです！ (2014年6月10日 21時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2014年1月6日 18時
