１３９度 ページ22
森の中を掛ける一つの影。それは獣より早く風よりも早く森を駆け抜けていた。
ひつひつと感じる確かな魔力に確実に近づいていた。
ザッ！
森の開けたところ。紫色の月の光がさして明るいところ。そこにいた。
「貴方がザルディね…」
「おやおや…余りにも早いですな。さすがとでもいいますかな」
「初めてデリオラを前にしたとき感じた。封じていた氷の魔力と貴方の魔力は似てる。」
憂いを含んた物言いに仮面から除く口を項を描くザルディ。Aもまた項を描いていた。
「ウルティア、ここで何してるの？ 」
「あら、やっぱりバレてたのね。」
そういうとザルディ…もといウルティアは姿を変えた。白い衣に身を包んだ黒髪の女。それは評議員の一人のその人だった。
「騙せるなんて思ってないでしょ。」
「最高審判様を騙せるなんて最初から思ってないわ。」
「…ジークレインも関係してるのね。」
「さぁ？」
Aは眉をひそめる。するとウルティアはさらに笑う。
「なんであの名をバラしたの？後少しでころすところだった」
「そういう哀れな女がいるって話をしただけよ。」
「随分言ってくれるじゃない。」
「悪いけど負け戦は好きじゃないの。」
Aは構える。すると足元から蔓が生えてきてAの体を拘束した。だがそれに動じることなくAは笑った。
「不霊夢(ﾌﾚｲﾑ)」
ドンッ
「なっ！」
するとウルティアの真横で爆発が起こった。そは爆風を生みウルティアは煙に包まれた。
すぐに煙から飛び出すウルティアをAは冷たく見つめる。口から血が伝う。ウルティアはそれを舌で舐めとると不敵に笑ってみせた。
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海姫(プロフ) - ウェンディさん» ウェンディさん！ コメントたくさんありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2015年12月2日 1時) (
レス) id: d87b6866b9 (このIDを非表示/違反報告)
ウェンディ - やっぱりとっても面白いです！頑張ってください！ (2015年8月13日 19時) (レス) id: 0edb64df0f (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - あ！また、続編の方でお話しましょう！^^ (2014年6月11日 0時) (レス) id: 32c872097c (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 本当ですか！！///凄く嬉しいぜす！^^ありがとうございます！ (2014年6月11日 0時) (レス) id: 32c872097c (このIDを非表示/違反報告)
海姫(プロフ) - レインさん» いやいや！レインって名前も素敵です！私雨が好きなんでレインってとっても素敵だと思いますよ！レインさんに応援してもらえて私嬉しいです！ (2014年6月10日 21時) (レス) id: ab7ccb80bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海姫 | 作成日時：2014年1月6日 18時
