肆拾肆話 ページ6
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素早く走り出す炭治郎と伊之助、樹も私もそれに続くように駆け出す
「ヒャアッ!待って!!」
「隊服を着てる!!鬼殺隊員だ何かあったんだ!!」
「君!大丈夫か?!」
「どうした!!」
「否、少し待って下さい…あの隊員の背中、何か」
キリキリキリ
歯車が回るような音がした。それと同時に隊員がまるで森に引っ張られる様に飛び上がる。細く、細く、人では到底見えないであろう月光を浴びて反射する糸が見える
原因は、アレか
刀身を抜こうとした時には遅かった
「たすけて、くれぇ!!!!」
隊員は森に呑み込まれてしまった。森が騒めく。そよそよとそよぐ木々は不気味に感じさせる
「…………俺は、行く」
炭治郎が重々しく言い放つと同時に
「俺が先に行く!!お前はガクガク震えながら後ろをついて来な!!」
「腹が減るぜ!!」
「伊之助…」
「君それは腕が鳴るだ。よし、…い、泉!!俺達も行くぞ!!」
「泉、樹!」
「当たり前でしょう。後輩の前だからって威張らないでください」
「少しぐらい俺にも花を持たせてくれ!!最近君が先陣を切っていただろう!?」
「…いざとなればヘタレのくせに」
「うっ」
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リラ - すみません、一の設定のボブカットの部分ですが、モブカットになっていますよ。 (2019年12月31日 23時) (レス) id: 30bef72d2f (このIDを非表示/違反報告)
ヨルニウタウ(プロフ) - リサさん» それと壱話からお読み頂き有難う御座います!! (2019年7月14日 18時) (レス) id: f4141d9563 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルニウタウ(プロフ) - リサさん» わぁ、本当ですか?教えてくださり有難う御座います。検討してみます (2019年7月14日 18時) (レス) id: f4141d9563 (このIDを非表示/違反報告)
リサ - 壱話から読みました!ネタバレになってしまうんですけど月の呼吸は原作で出ているので変えた方がいいかと、、 (2019年7月14日 18時) (レス) id: 84e4338bbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨルニウタウ | 作成日時:2019年7月14日 15時