肆拾陸話 ページ11
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しゃがむ隊員に近づく。炭治郎がソッと腕を伸ばす
「応援に来ました。階級・癸、竈門炭治郎です」
「癸…………癸……?!」
「何で"柱"じゃないんだ……!!癸なんて何人来ても同じだ!!意味がない!!」
「おい君、失礼だな。炭治郎は君らを助け」
ゴッ!!
あっ、殴った。ヌッと出てきた伊之助の拳が隊員の顔面に直撃する。少し痛そうだなと同情するも、少しスッキリする
「伊之助!!」
「うるせぇ!!」
「意味のあるなしで言ったらお前の存在自体意味がねぇんだよ。さっさと状況を説明しやがれ弱味噌が!!!」
「…俺の後輩怖いな」
「同意」
完全に先輩後輩関係崩れてる。髪の毛を掴みながら荒々しくそう言い放つ伊之助。顔面を殴られた隊員は鼻血を流す
「かっ、鴉から…!!指令が入って十人の隊員がここに来た!!」
「山に入ってしばらくしたら」
「隊員が…隊員同士で……」
「斬り合いになって……!!」
きりきり
「はっ!」
茂みの向こうで、刀を手に持ちゆらりと揺れる隊員。その姿は完全に、操り人形の様な…
遠くで女は笑った
しかし女は人ではなく鬼だった
「ウフフ、ウフフフフフ」
「さぁ、私の可愛いお人形たち。手足がもげるまで踊り狂ってね」
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リラ - すみません、一の設定のボブカットの部分ですが、モブカットになっていますよ。 (2019年12月31日 23時) (レス) id: 30bef72d2f (このIDを非表示/違反報告)
ヨルニウタウ(プロフ) - リサさん» それと壱話からお読み頂き有難う御座います!! (2019年7月14日 18時) (レス) id: f4141d9563 (このIDを非表示/違反報告)
ヨルニウタウ(プロフ) - リサさん» わぁ、本当ですか?教えてくださり有難う御座います。検討してみます (2019年7月14日 18時) (レス) id: f4141d9563 (このIDを非表示/違反報告)
リサ - 壱話から読みました!ネタバレになってしまうんですけど月の呼吸は原作で出ているので変えた方がいいかと、、 (2019年7月14日 18時) (レス) id: 84e4338bbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨルニウタウ | 作成日時:2019年7月14日 15時