先輩が、好きです。《 S.Atae》 (ページ14)

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13話ページ14

？「おい、A。」

授業後、

『え、何？て、秀太じゃん』

秀「悪いかよ。ってかさ、お前授業中どこ見てたんだよ。」

『何、いきなり。って言うか、秀太には関係ないでしょ。』

秀「お前、俺に授業態度ちゃんとしろって説教しといて、お前が聞いてないとかおかしいだろww
　お前こそちゃんと聞いとけよな。バカなんだからついていけなくなるぞwww」

『うるさい！いつもはちゃんと聞いてるから大丈夫なの！
　今日はたまたま考え事してただけなの！』

秀「お前、そんなこと言ってるとわかんなくなっても教えてやんねーぞww」

『うるさいな！いいもん、千晃と由亜に教えてもらうから！

　千晃、行こっ！』

千「え！Aっ！？」

秀「おい、A………………」

〈廊下〉

『もう！秀太ってなんであんなに性格悪いの！？』

千「ちょっとA！どうしたの？」

『ちょっと外見てただけなのに、なんであんなに攻めてくるの！』

千「外？………………あ、先輩たちのクラス、サッカーしてたもんね。」

『うん………………』

千「でも、秀太くん、もしかしたら本当に心配してたとか、
　 Aと話したかったとかだったんじゃない？」

『そう、なのかな………………』

悪いことしちゃったかな………………

あとで少し話してみようかな………………

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秀太side

『うるさいな！いいもん、千晃と由亜に教えてもらうから！

　千晃、行こっ！』

ちょっとからかったら、Aは本気で怒ってどっか行っちまった………………

ちょっとからかいすぎたか？

でも、あんだけ怒ったってことは、外になんかあったってことだろ？

さっき外では、3-1と3-3の男子が体育でサッカーをしていた。それだけだ。

ふと、一つの考えが頭をよぎった。

もし、あの中の誰かを見ていたとしたら？

なんてな。

そんな考えを消すように、俺は勢いよく頭を振って、立ち上がった。