水の里の許嫁 ページ2
No side
「シドくん、久しぶり。」
「あぁ、ヨナさん。…久しぶりだな！」
緑のマンタのようなゾーラ族。彼女はハイラルの外からやって来たシドの血の繋がっていない姉のような人物であり…許嫁だ。ハイラルの外からこちらに移住する前に一度こちらに顔を出しに来たらしい。
「シドくん全然元気ないじゃない。どうかしたの？」
「あっ…あぁ…」
シドは口篭る。許嫁であるヨナに最近リンクやキヨは会いに来てくれるのに過去に一目惚れした夢主が全然会いに来たタイミングがシドの公務に被ったりとなかなか合わず雲を掴むようで落ち込んでいたなど言えない。
「ははぁん、夢主ちゃんね？」
「な？！し、知っていたのか？！」
「シドくんが小さい頃にずっと聴かされていたしミファー様からも聞いていたわよ？恋心ずーっと引き摺ってる事もなんとなく察しがついてるわ。」
冷や汗を垂らすシドとニヤニヤするヨナ。たとえ血は繋がっていなくとも姉と弟。どこの世界にも姉に勝てる弟はそうそう居ない。
「えっと…それはだな…！」
「私、別に夢主ちゃんを好きなままで良いと思うわよ？」
「え？」
さらりと澄まし顔で言い放ったヨナにシドはぽかんとした顔をする。
「だって愛とか以前に私達元から家族みたいなものだし…いずれ王になるシドくんを支えるのが私の勤め。私は特別に好きになった異性は居ないから良かったけど、私はそれでシドくんを縛るのが嫌なの。
自由で一度決めたら突き進むのが貴方のいいところよ。2人の女ぐらい同時に愛してみせなきゃ！」
「つ…つまり…？」
「ゾーラの王族である以上、同族を妃にするのは里の後継の為にも絶対条件。でもシドくんもずっと未練タラタラだったら貴方らしくない！って事！
夢主ちゃんを第二王妃にするぐらいシド君なら余裕でしょ！」
「第二…王妃…？！？！」
そのような考えがあったのか…！！と衝撃を受けるシド。同時にちょっぴり頬が赤くなっている。
「私も妹みたいな存在欲しかったから全然ウェルカムだからね！うふふ…私も夢主ちゃんに会ってみたいな」
「…！絶対ヨナさんなら気に入ると思うゾ！よし…！俄然やる気が出て来た！」
「その意気よシドくん！私もいつでも相談乗るから！」
「ありがとうヨナさん！早速公務に戻って仕事をささっと終わらせて来る！！！！」
そう言って意気揚々と去ったシドをヨナは満足気に見つめていた。
続く (更新停止中)
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その辺の夢女(プロフ) - futuunohitoさん» 現在pixivにてお話執筆中ではありますがまだまだ時間かかりそうです〜お待たせしてしまってすみません！pixivに上げ次第こちらにも上げる予定なので今しばらくお待ちください…！ (10月20日 15時) (
レス) id: 35f25c090f (このIDを非表示/違反報告)
futuunohito - 頑張ってください！！ (10月19日 1時) (レス) @page2 id: d47a7a5aa6 (このIDを非表示/違反報告)
その辺の夢女(プロフ) - パイナップル聖人さん» ありがとうございます！2.5ではティアキン編に繋がるお話を思い付き次第更新していくつもりです。頑張ります！☺️ (8月27日 20時) (レス) id: 35f25c090f (このIDを非表示/違反報告)
パイナップル聖人 - 完結おめでとうございます！本当に大好きな作品なのでちょっと寂しいけら、、2.5も楽しみにしています💕 (8月27日 9時) (レス) @page2 id: 6ee1368507 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：その辺の夢女 | 作成日時：2023年8月25日 18時
