砂漠の口紅 ページ1
「夢主、よく来たな。」
「ルージュちゃん！ごめんねいきなり」
「いや、そろそろ顔が見たかったから嬉しい。今は時間が空いているからな。わらわの寝屋へ移動しようか。」
厄災封印後、やっと氷の呪縛から放たれた私は、今まで行けなかったゲルド砂漠やオルディン地方を旅していた。
キヨ達は置いてきた。最近、甘やかしと過保護に磨きがかかってて正直ウザかったので3日前の早朝3時に研究所を出て来たのだ。姫様とプルアにはちゃんと伝えてある。
最初にやって来たのはゲルド砂漠。暑さ対策に淑女の服を着ている。…ちなみにキヨのお下がりだからピンクだ。
キヨが淑女の服を着た理由はまぁ言わずもがなだがナボリスの為。似合ってた？ってリンクに聞いたらスン…といつもの真顔に影が落ちた。むごかった、と呟くリンク。そんなに？
「わ、新しい色のスナザラシのぬいぐるみだ！かわいい！」
「ふふふ、今日は特別にこのちょっとおっきいぬいぐるみを貸そう！」
「やったー！！ふわふわ！」
ルージュちゃんの寝室のベッドに2人で乗っかる。こうやってベッドに乗ってぬいぐるみを抱きながらお菓子や飲み物をつまみお話をする、というのが私達のルーティーン。
ウルボザも族長の責任や重荷を背負いながらも凛としていたが、まだルージュは少女。こうやって気を緩めて話せる相手が居てもいいだろう、と姫様。私では立場上どうしても難しい話をしてしまうんです。とかで、あたしが抜擢されたのだ。
あたしがおばかみたいな言い方するじゃん？！なんで？！
と思いながらルージュちゃんと初めて会って話をしていくうちに、あたしとルージュちゃんはお互いの昔話に心打たれて今ではすっかり気の許せる親友になった。
「で、最近はどうなんだ？」
「うーん彼らが過保護すぎるのは置いといて…最近ゾナウ文明に詳しい人があたしと会いたい〜って熱烈なラブレター送って来るの。」
「ゾナウ…ゲルドの街にもその時代の物はなかなかないからな。夢主は意思のある遺跡のようで気になるんだろう。」
そう言ってルージュちゃんはビリビリフルーツを一口食べる。褐色のほっぺたが膨らんで動くのがかわいい。
「そうだよね〜あたしも出来ることなら協力したいんだけど、今はプルアが眺望台とか監視砦の設計に追われてるから返事ができなくって。姫様も学校建ててるので手一杯だからさ〜まだ当分先かも。タウロさんに申し訳ないなぁ。」
あたしも一口、冷たくて甘いフルーツを食べた。
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その辺の夢女(プロフ) - futuunohitoさん» 現在pixivにてお話執筆中ではありますがまだまだ時間かかりそうです〜お待たせしてしまってすみません！pixivに上げ次第こちらにも上げる予定なので今しばらくお待ちください…！ (10月20日 15時) (
レス) id: 35f25c090f (このIDを非表示/違反報告)
futuunohito - 頑張ってください！！ (10月19日 1時) (レス) @page2 id: d47a7a5aa6 (このIDを非表示/違反報告)
その辺の夢女(プロフ) - パイナップル聖人さん» ありがとうございます！2.5ではティアキン編に繋がるお話を思い付き次第更新していくつもりです。頑張ります！☺️ (8月27日 20時) (レス) id: 35f25c090f (このIDを非表示/違反報告)
パイナップル聖人 - 完結おめでとうございます！本当に大好きな作品なのでちょっと寂しいけら、、2.5も楽しみにしています💕 (8月27日 9時) (レス) @page2 id: 6ee1368507 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：その辺の夢女 | 作成日時：2023年8月25日 18時
