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『どうしたんだいゾム』
zm「せんちょおは俺のお嫁さんやもん……」
ぐずぐずと顔を涙でぐしゃぐしゃにしたゾム。拾ってすぐのクソガキ時代の拗ねた時の泣き方が全然変わってない。
『そんなに泣いてちゃ色男が台無しだよゾム。涙拭きな?』
zm「色男って思うなら結婚してやぁぁ」
『女々しい男は趣味じゃないんだよ』
ぐりぐりとあたしの肩に顔を押し付けるゾム。その様子を見た赤髪はびっくりした顔をして固まりみどりは明らかに不機嫌そうにむすっとした。
ak「え?!?!A、僕と結婚するって言ったじゃん?!」
zm,md「は???/ハァ????」
『言ってないけど…いつの話だいそれ。』
ak「僕の船に乗って俺と結婚するって夢の中で言ってくれたじゃん見習い時代の時!!!!」
馬鹿らしくなって詰め寄ってきた赤髪を掴んで海に投げた。ついでに日頃の心労を込めてゾムも投げた。
『お前達、ハシゴだけかけてやんな。』
「あ、アイアイサー!!!」
バタバタと奴らを回収しに行った子分達。
私はソファーに座り、みどりは私の膝の上に向かい合うように座ってきた。
md「…A姉、結婚スルノ?」
『しないさ。あたしは海とこの船に嫁入りしたのさ』
md「俺じゃダメ?」
片言言葉を外しうるうると上目遣いをするみどり。とってもかわいいけれど…
『どうしてこんなおばさん好きになっちまうのかねぇお前らは。』
md「A姉はおばさんじゃないよ。」
『ハハハ、お世辞でも嬉しいよ。』
md「お世辞じゃないってば…好きだもん」
私の胸に頭を預け、流し目でむすくれるみどり。私の弟も随分女の扱いが上手くなったものだ。
md「A姉だけだって言ってるジャン。もーーーなんでわかってくれないノ!!」
『私も譲れないものがあるのさ。みどりも私に縛られてらっだぁ君に会えないのは嫌だろう?』
md「………ズルい。A姉は人が嫌がる事とか…ひどく縛ったりしないのに。」
しょも…と少し落ち込んでしまったみどり。いつもは無表情のみどりがこんなに感情を出してくれるのは嬉しい事だけど、これだけは譲れない。
ごめんね、と言いながらみどりをぎゅっと抱きしめるとみどりも背中に手を回した。ちょっと私の服が濡れたのは気付かないままにしておいた。
zm「ぶはぁ!!船長なんで僕も投げたんや!」
ak「照れ隠しで投げちゃうなんてかわいいね!」
『どう見ても呆れだろ。さっさと帰んな!』
結局こいつらは日が暮れるまで帰らなかった。
幼馴染ママ【gnki,ykpn】→←女海賊、モテる。【zm,akg,md】
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その辺の夢女(プロフ) - 負李さん» ありがとうございます〜!!頑張ります!☺️ (11月14日 21時) (レス) id: 35f25c090f (このIDを非表示/違反報告)
負李 - 警視監の話めちゃ好きです!これからも頑張ってください!! (11月9日 0時) (レス) @page36 id: 61d8647db3 (このIDを非表示/違反報告)
その辺の夢女(プロフ) - 霧狐さん» 間違えて見る専アカウントで返信してました〜!ごめんなさい!!コメントありがとうございます!ストグラは🌵🧣以外ゼロ知識ですのでお勉強しながら頑張ります! (9月21日 7時) (レス) id: 35f25c090f (このIDを非表示/違反報告)
霧狐(プロフ) - ストグラのお話面白くて大好きです…欲を言えばもっと見たいぐらいです…✨無理をなさらない程度の投稿頻度でコレからも頑張っていただきたいです!と言うか頑張ってくださいませ☺️ (9月20日 17時) (レス) @page18 id: 926c02e91a (このIDを非表示/違反報告)
その辺の夢女(プロフ) - 黒猫さん» 黒猫さんコメントありがとうございます!警視監とgt &rdのお話は今のところあともう一本続くつもりです!後日いくつか他の短編を挟んだ後書くつもりなのでお楽しみに!! (9月19日 20時) (レス) @page17 id: 35f25c090f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:その辺の夢女 | 作成日時:2023年8月20日 0時