【gttb】赤猫の君Ⅱ【ｲ建康鯖】 (ページ10)

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恋煩いの猫ページ10

私は倒れてしまったようであの後きりやんにはしっかりと今日はベッドの上から動かないように！と釘を刺されてしまった。おかげで彼…ぐちつぼさんについて考えてしまう。好きなところだとか、私はいつからあの人が好きだったのだろう、とか。

げんぴょんさんと初めて会ったあの日のあの時、初めて名前を彼に呼ばれた時、心音が少し速く…って何を思い出しているの私！！今はそれどころじゃない…！

まずは皆と合流する為にパーティーで情報を得ないとだめでしょう？！しっかりしなさいマリ！！

br「マリせんせー夜ごはん持ってき….頭抱えてどうしたのせんせぇ。頭いたい？」
『あ、ぶるーく……なんともないわ。夜ごはん持って来てくれてありがとう。』
br「ん、どういたしまして。僕もここでご飯食べる。」

そう言うとぶるーくは部屋にあったサイドテーブルを引っ張り出してご飯の乗ったおぼんを優しく乗せた。

br「今日は白い奴らが作ってくれたんだ。最近コックさんみたいな役職を持った子達が出て来たんだよね。ﾓｸﾞﾓｸﾞ。」
『そうなの…どんどん発展してるわね。白ちゃん達は食事を取らなくても生きれるけれど、娯楽として食べているようだし。』
br「おいし〜！…あ、マリせんせ、僕弓とか銃の腕も上がったんだ！僕の目は遠くを見れるからスコープが無くても撃てるんだ！場所が相手からわかりづらいから強みだってぴくとさんが言ってた〜」

そう言って足をぶらぶらさせニコニコと笑うぶるーく。こういう時は彼の撫でられ待ちアピール。ワイテルズの中では末っ子に位置するためか、とても甘え上手でかわいい。

『すごいわねぶるーく！コネシマさんから剣のセンスもあるって言われていたわよ。よく頑張ってるのね』
br「んへへ、ほんと？」
sh「マリせん……ぶるーく、抜け駆けだぞ！！お前ら〜！」
knt「何何〜？」

わらわらと集まる子供達。

sh「ぶるーくがマリ先生に抜け駆けで褒めてもらってた」
kr「重罪じゃん」
『あら、言ってくれれば褒めるわよ？』
kr「俺医師免許取る勉強頑張ってます！！」
『えら〜い！』

きりやんの頭をわしわし撫でる。

kr「うひゃ〜！！」
sh「俺！この前ぴくとさんと1v1で一本取った！！」
knt「コネシマさんから教わった体術完璧に会得できました！！」
nk「超能力で念写と念力が使えるようになった！！」
sm「…書庫の本半分読み終わった」

みんなが寝る時間が来るまで私は褒め続けた。
後半はぴくとさんも参加していて皆笑顔だった。