【gttb】赤猫の君Ⅱ【ｲ建康鯖】 (ページ46)

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ファンサページ46

あの後、そのまま抱えられたまま脱出し、ぐちつぼさんは脱出したその後すぐら民達に引っ張られ人混みに埋もれてしまった。「羨ましいぞコラー！！」「馴れ初め聞かせてー！」「これってぐちマリってカプ名で大丈夫？」「マリちゃん独り占めすんなサボテン！！」等いろんな声が聞こえる。

si「マリちゃんはい！写真！」
『死神くん！ありがとうございます。そうだ、死神くん。ツーショット撮ってくださりますか？』
si「いいんですか？！！」

死神くんは前のめりで食い気味に目を輝かせる。
あれよこれよとポーズを指定され私は片手でグッドサインを作り、死神くんは片割れのハートマークを作る。

『本当にこれでいいんですか？』
si「ムフ、うん！」

ぱしゃり、と一枚。よく撮れているが…どうせなら…

『ちょっとブレちゃったみたいですね。もう一回撮りましょう！』
si「わかりました！はい，チー…ｴｯ」

シャッターが切れる。
写真にはしっかり2人でハートマークを作っている死神くんと私のツーショット。死神くんは1枚目と2枚目を交互に見ながら涙を溢れんばかりに流す。

si「ﾊｧｧｧｧ！！！ヲタク死んじゃうよマリちゃん！！！これだからマリちゃん推しは辞めれねぇんだ家宝にします！！！！差分撮ってくれるなんて！！！」
『そんなにですか…？推し…？』
si「知らなくて大丈夫だマリちゃん。いやほんとにありがとう。」

キリッとした顔でお礼を行った死神くんはぺいんとさんに写真を自慢しに行った。

「やぁマリ、楽しんでるかい。」
『お父様！いらしてたんですね！大鴉さんも！』
「やぁマリちゃん。僕とは久しぶりだね」
「にゃはは、ちょっと顔出しただけだよ。お祭りは好きだ。賑やかで楽しくて。」
「僕は嫌いだ。五月蝿いからね貴様のように。」
「お前の粗末で五月蝿いしゃがれた鳴き声よりかマシだろう。毎回毎回夕方になると鳴き喚きやがって。」
『私は大鴉さんの声、風情があって好きですよ。』
「マリちゃん…好き。すっごく食べちゃいたい」
「は？？？ぐちつぼ君にしか俺の娘は渡さんが？？あと鴉のお前に言われると洒落にならんわ」

ふらりと現れたのはお父様と大鴉さん。お父様は最近、大鴉さんと共にv国のキメラの研究所の残党処理や研究所の爆破、被害者の救助を行っている。仲の悪さは相変わらず。

gt「あ、お義父さんじゃないすか！」
「我が息子じゃないか〜！元気してたかい？」

やっと人混みを抜けて来たぐちつぼさんにお父様は背中をバンバンと叩く。