館からの脱出 ページ42
rd「え〜と、おまえらうるせーーー！！！！！！！！！！！！」
わいわいガヤガヤと人で溢れかえっているロビー。私は上の方の階に限界組、日常組さん、w国一部メンバーやワイテルズとぴくとさんとこばこださんと共に避難していたが、下の階はら民が1000人あつまっているだけあってぎちぎちのぎゅうぎゅうになっている。
おいよさん等飛べる方達は浮かんでいるので余裕はあるが、早く始めてあげないと下の阿鼻叫喚がとても可哀想だ。くるしぃ〜という声に混じりらっだぁさんへの怨みつらみが聞こえてくる。
rd「あ〜うるさいうるさいじゃあ青糸しようね1回目だから俺とレウが鬼しよっか。はいじゃースタート」
ぱっと視点が変わり看板が並ぶ部屋に来たが人が多くて皆とはぐれてしまった。しばらくすると人も減ったのでとりあえず本館入り口への看板に触れる。
「あれ！マリちゃんだ！！」
「ほんとだ！ウワかわい〜ん…」
「ねこ…ねこ……かわいい…」
ワッと周りに集まるら民の皆さんに慌てていると遠くで青鬼が誰かを襲ってる音が聞こえて地下室のある方を見ると特別な装備を付けたらっだぁさんが逃げる側の人達を食い荒らしていた。倒れて行った人達は特別な魔術でアスレチックに飛ばされる。
rd「あ、マリ。ルールわかるぅ？」
『はい、大丈夫です。』
rd「うんうん。今回は見逃しちゃうから早く逃げな」
『ありがとうございます、らっだぁさんも頑張ってくださいね！』
rd「あ、ちょっとまって写真だけ撮らせて………はい、チーズ。ヨシ。あ、めっちゃ盛れてるあんがとね〜」
らっだぁさんは写真を撮った後、遠くで見物していた子達を「おら〜見せもんじゃねぇぞ〜」と、食い荒らした。
近くのチェストを開けると、かまどとスイカと羽が入っていた。
『あ、このかまどが稼働中ですね…』
片手サイズのミニチュアなかまどから青い煙で出来た糸が伸びる。相手もこちらに気付いたようで、相手の位置も動いている。私も相手の方へ向かった。
『こばちゃん？』
kb「！」
こばちゃんの手にはかまど。私達は手を繋いで脱出可能になるまで近くのチェストのない部屋の箪笥に隠れる事にした。
『うふふ、こばちゃんちょっと久しぶりね。』
こくこくと頷くこばちゃん。私達はあれからまた仲良くなり、こばちゃんと呼ぶようになった。
すると扉が開く音がしたが、ワイワイと騒ぐ逃げ側の人ではない気配。箪笥の扉がギィ………と開いた。
rd「きちゃ〜………ッッ？！？！？！？！」
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作者名：その辺の夢女 | 作成日時：2023年7月31日 14時
