【gttb】赤猫の君Ⅱ【ｲ建康鯖】 (ページ26)

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ぞくりとする気配ページ26

zm「トントン！シャオロン！あっち加勢すんぞ！」
sha「正直行きたないけどわかったわ！」
tn「おん。みどりくんさんワイテルズを安全なとこにTPできます？」
ky「俺も出る。」
md「ﾃﾞｷﾙ｡猫館ﾆTPｻｾﾙ。」

臨機応変に対応する中、グルッペン総統閣下やコンタミさんやオスマンさんはあの化け物について会議していた。

cn「あんな悪趣味な化け物、大穴でも見たことないです。あれはほぼ人工物と考えていいよ。」
gr「ふむ。ならv国産だと見ていいな。あんな美しくない兵器なぞ誰も欲しがらんゾ。」
os「まぁv国以外のトップ集まっとるから確定事項みたいなもんよな。ちなみにらんちゃんから連絡ふつーに取れたで」

戦っている皆の様子を見てわかったが、彼らの弱点は人間の頭部らしい。お父様達はどんどん討伐を進める様子を自分の手をにぎりながら見つめる。

inr「マリさん！！！後ろ！！！！！」

悲痛なイナリさんの叫び声が聞こえた刹那、背中に衝撃が走る。刺された訳ではない魂と肉体が裂かれたような痛みに私の意識は暗転した。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

gr「………マリをどうするつもりだ？

v国首長、ヴェルコ。」

マリの体を抱える人影。
全身を黒に包んだ男の顔色は不健康極まりなく、表情は見えず、その黒く沈んだ瞳はこの世の終わりしか映っていない。

v「………なぁに。ただこの穢らわしい獣の肉体を我々の発展の為に使わせて頂くのだよ。燃え盛る魂なぞ、冷血の通う我らには毒でしかないのでな。そこのゴーストは見えておるのだろう？そこに横たわる炎が。」

md「ｸｿｶﾞ…！ｶｴｾ!魂ﾀﾞｹﾀﾞﾄｲﾂ存在ｶﾞ消ﾁｬｳｶﾜｶﾗﾅｲ…！！」
shp「マリさんの肉体は清廉潔白極まりないんスよ。お前の肉体と精神の方が穢らわしいわクソジジイ」
ci「煽んなってショッピぃ…！」
gr「…悪趣味は早々にやめておけと俺は言った筈だ。
…俺と、いや我々と戦争でもするつもりか？」

v「…お前はつくづく惜しいよ、グルッペン・フューラー。同胞であるお前がこちら側に付いたらこの世界は我らの物だったと言うのに。………ここは汚らしい人外共が多い。これ以上ここの空気を吸ったら私の体が穢れてしまう。………さらばだ、グルッペン・フューラー。」

shp「待てや！！」

ショッピの発砲した弾がヴェルコに当たることは無く、そのままヴェルコは闇に消えた。………マリの肉体を抱えたまま。