強者どもの饗宴 ページ25
shp「………。」
ci「ガチ目に死ぬかと思たわ………」
pe「ひき肉になっちゃうかと思った…」
担架で運ばれて来たぺいんとさんチーム。怪我はそんなに酷くはないが爆破能力持ちの抗争に巻き込まれ髪も服もぼろぼろになっている。
shp「マリさんモフモフ券がぁ…」
ci「俺の一日なんでも言うこと聞いてくれる券がぁ…」
『そんな優勝報酬ありましたっけ？』
pe「なんかいつの間にかそういう話が出てますよ。ちなみに僕は一日遊び放題券欲しかった………」
なんて欲望丸出しな3人組なんだ…手当てをしているとトントンさんが担架でどんどん怪我人を連れてくる。喋ってはいるが皆酷い怪我だ。
md「ﾏｼﾞﾃﾞﾕﾙｻﾈｪｱﾉ赤黒野朗猫」
zm「いや〜w綺麗に漁夫られたっすねぇwwwww」
kn「…………………」(気絶)
sha「ノアさんと長靴さんめっちゃシッマに当たり強かったなwwwwwコンタミさんときょーさん逃げ切れた？」
『…あっ、絶賛逃走中みたいです。』
コンタミさんを抱えて飛ぶきょーさんを物陰から出たり隠れたりしながら飛ぶ鳥を仕留めようとする猫のように目を光らせるお父様とお兄様。容赦がない。
zm「ﾋｪｰ怖！！！ガチで殺しに来とるレベルやん」
『緑さん、傷を消毒します、少々痛みますよ。』
md「ﾝ。…ﾐﾄﾞﾘｸﾝ、ﾃﾞｲｲﾖ。ｲﾃﾃ…」
みどりくんはあの時とは違う緑の魔女帽子に白い服。体の指先や足先は薄く透けている。ゴーストの一族だ。
『終わりましたよみどりくん、お疲れ様でした。』
md「ｱ…ｳﾝ。………ｱﾘｶﾞﾄ｡」
ky「お、どりみーやっほー」
cn「いやーあれはきつかったねぇ」
pk「なんか巻き込まれて死んだんだけど〜…」
担架にもりもりと積まれた負傷者。レウさんも帰って来たのでさっさと手当てを進める。
全員の手当てが終わった頃、ゾムさんが声を上げた。
zm「おっ！ワイテルズとらだおチームとぐちさんチームと猫チームが鉢合わせた！！」
sha「……なんか様子おかしない？全然撃ち合わないどころかなんか…集まってる？」
gr「………我々が戦に夢中になっているうちに何か紛れ込んだようだな。もうすぐ何かが出てくるゾ。皆構えろ。」
グルッペンさんが言った直後、ぐちつぼさん達が居た場所から空間に亀裂が入り、何かこの世の摂理からは大きく外れたような生き物が出てくる。ライオンのような胴体、馬のような足、サソリのような尻尾。……そして頭が人間の顔だった
5体ほど出て来た其れに、私達は絶句した。
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作者名：その辺の夢女 | 作成日時：2023年7月31日 14時
