【gttb】赤猫の君Ⅱ【ｲ建康鯖】 (ページ22)

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未来の花嫁達ページ22

皆さんが騒いでいる中、ntj国のパーティーで挨拶をしていたトラゾーさんがこちらに気付き、近付いてきた。

trz「あぁ、そういえばマリさん。初めまして、トラゾーです。こちらは僕の嫁さんになる予定のイナリさんです。」

inr「……。」

ぺこりとお辞儀をしたイナリさん。………もしかして。

『私と同じ純血獣人…？』
trz「はい。イナリさんは狐の純血です。」

私は思わずイナリさんの手を取ってしまった。

『あっごめんなさい！でも私、お父様以外に獣の純血獣人を見たことが無くて…嬉しくて。』

するとイナリさんは少し口元を緩めた。

inr「私も、両親以外は初めて会います。…同じ純血の嫁入り予定がある女の子が居て、嬉しい。」
『！あの、イナリさんが宜しければ、お友達になりませんか？最近周りが男世帯で、1人しか女の子のお友達が居なくて…』
inr「私も同じ事を言いたかった。是非、なりましょう。」

trz「ちょっとあそこ尊すぎませんか死神さん。俺の嫁ですよ俺の嫁。マリさんもすっごい尊い。」
si「いやわかるけど何？？配偶者が居ない僕への当てつけかなんかです？？？」
pe「しにがみ〜死神には俺という男がいるだろって！」
si「うわ、キモ。」
pe「キモいは言い過ぎだろ！wwwww」

イナリさんとお話ししていると、オプロイテさんがやって来た。

op「マリ様、お風呂の準備が出来ました。お怪我をされているので私がまたお手伝い致しますよ。」
『ありがとうございます。オプロイテさんも来ていたのですね。』
inr「お友達？」
『はい。』
op「オスマン様の護衛任務でパーティーについて来ていたのです。イナリ様もお風呂ご一緒されますか？(マリ様にお友達と言われた！嬉しい！！)」
inr「はい。私も手伝います。友達ですから。」
『お手数おかけします。…ありがとう。』

＿＿＿＿＿

基本猫族はお風呂が嫌いだが、お父様の綺麗好きが遺伝したのか、私はお風呂大好きだ。ただ、お水が魂の炎を弱めるのですこし気が抜ける。

『にゃ〜…ふ、』
op「傷は痛みますか？」
『ピリピリはしますが…問題ないです。』
inr「……。」

イナリさんは口元まで浸かって目を閉じている。
キツネ族が目を閉じると笑っているようでとてもかわいい。

op「そういえば、午前中に母と会ってきました。街で薬屋を営んでいるらしく…繁盛しているようです。」
『魔女さんの魔術は一級品でしたからね。私も今度行こうかしら。』

そんな他愛ない話をして女子達の絆はより一層深まった。