【gttb】赤猫の君Ⅱ【ｲ建康鯖】 (ページ15)

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懐かしき友達とページ15

『……ん…』

目が覚めると、見た事の無い部屋にいた。

yk「マリぃ………！！！！！！」
gn「起きた！よかったッ…よかった"ッ"…」
tr「う"わぁぁぁあん！！マリち"ゃ"〜！！！！」

『ここは…それに、みんな…』

tr「っぐす、マリちゃん、久しぶりぃ"っ」

可愛らしい顔を鼻水でぐしゃぐしゃにして泣くたらちゃん
今にも溢れそうな涙を精一杯我慢しているげんぴょんさん
涙を流しながらえぐえぐと肩を振るわせるやきぱんくん

少し逞しくなった懐かしい顔に視界にどんどん水が溜まっていく。
『会いた、かったっ…みんな…！ごめんなさいっｸﾞｽｯ』
gn「ごめんじゃないってぇ"！俺もあん時なんもできなかったしぃ"っ、」
yk「また会えてよかったぁぁ」

私達は抱き合って泣いた。

「あ、起きた？」
yk「れうさん、うん。マリ起きたよ。」

扉を開いてやって来たのは黒いガストのような帽子を被った男性。

ru「僕はここの医療とかを担当する、レウクラウドです。長いからレウって呼んでください。
………その、うちの頭領…らっだぁがすいません。あの人捻くれてるし好きな子には意地悪するタイプでこんな結果になっちゃって…本当にごめんなさい。」

レウさんは深く頭を下げる。

『……私がつい感情的になってしまって短剣を首に当ててしまったのが1番の原因です。私こそが謝るべきです。…ごめんなさい。それに、治療までしてもらって…本当にありがとうございました。』

私も深く頭を下げる。

ru「ううっいい子…！って違う違う！君は何も悪くないから！頭下げないで！君に短剣握らせたのもらっだぁだから！！…ってうわ！」

すると医務室の扉が開きコネシマさんやお父様、クロノアお兄様にオプロイテさんまで色んな人が来た。

「ごめんレウさん俺の筋肉と重力ものともしないんだこの人達。抑えきれなかったわ」

ガヤガヤと人の壁の向こうから聞こえる知らない声。
とりあえず皆さんの心配の声を聞いて邪魔になってしまうから、と一旦部屋から出させた。レウさんも薬品を取りに行ってしまった。

「あ、えーと初めまして。んそめです。ぐちつぼ達の友達………はなんか違うな。限界って言うチームのメンバーやってます。よろしくマリさん。」

人混みから出て来たのは頭にティーカップを乗せた少し小柄だけれど腕ががっしりとした男性。

『はじめまして、んそめさん。』
ns「言いにくかったらこんそめとか、そめでも大丈夫ですよ。」

そう言って彼は爽やかに笑った。