【gttb】赤猫の君Ⅱ【ｲ建康鯖】 (ページ12)

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黒猫のノアページ12

krn「やぁ久しぶり、マリ。随分綺麗な女性に成長したね。びっくりしちゃったよ俺」
『クロノアお兄様も素敵になられました。お久しぶりです！』

私とお兄様はハグをする。
お兄様は私のお父様の甥に位置する人で、私の従兄弟。
私達赤猫族ではなく黒猫族のお兄様は、人間とのハーフ。
小さな時はよく遊んでもらっていたが、黒猫族の家の風習として野良猫として旅に出るのが習わし。送り出した時は三日三晩泣き続けお父様をとても困らせてしまったのはいい思い出だ。

krn「帽子とローブ、よく似合ってるよ。ここでは外さないようにね。」
『どうして私が狙われているのですか？』
krn「v国の奴らは人体実験…主に超人についての解剖や実験を行っているなんて噂が絶えない国なのはマリも知ってるでしょ？…そこの首長、王様みたいな人が赤猫族の女について最近血眼で探してるんだ。何が目的かはわからないけど、絶対に良い事はない。気をつけてね。」

そうクロノアお兄様は私を見つめる。

『…はい、気をつけます。』

私はゆっくり頷いた。

pe「ﾝ"ﾝｯ…あーあーマイクテストマイクテスト
我がntj国が主催するパーティーによくぞお越しくださいました！！こんにちはこんばんはぺいんとと申します！」
krn「クロノアでございます」
si「死神！」
trz「トラゾーでございま〜す」

pe「それじゃあごたごた話するのもアレなんでもう

乾杯ーー!!!!!!」

si「うっさ！！ww」

…帽子被ってなきゃぺいんとさんの大声で私はw国の二の舞だったな、ロボロさんとシャオロンさんありがとう、なんて思いながら辺りを見渡す。ワイテルズのみんなはビュッフェ形式のご飯に夢中。ぴくとさんは死神さんにサインを迫られw国の方々は身内で騒いでいる。

ふと視線を感じたので振り返ると

あの日と全く同じ姿をしたあのらっだぁという男がこちらをじっと見つめていた。………やっと見つけた。これで情報が聞き出せる。

らっだぁはパーティー会場から出る扉を開け、またこちらを見てから出て行った。来いという事ですね。

少し薄暗い静かな廊下で彼は足を止めた。

rd「久しぶり。会いたかったよマリ。」
『…私も会いたかったですよ、らっだぁさん。』

男はゆったりとした顔で笑った。