【gttb】赤猫の君Ⅱ【ｲ建康鯖】 (ページ1)

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瓶底メガネとヘルメットページ1

今日はゾムさんが護衛だと聞いた。とりあえず医務室で窓を眺めて待っていると窓からぬっと瓶底メガネの水色のふわふわ髪の青年が出て来た。

そのまま窓から頭を打ちながら医務室へ入ってきて窓の下から紫ヘルメットの…たしか先日も見た青年がよじ登って来た。

ci［初めまして！僕チーノって言います。ゾムさんが任務が長引いているとの事なので僕達が来ました！］

ニコニコして紙を渡してくるチーノさん。身長が高い…ぐちつぼさんと同じくらい…？大きいな…

shp［俺はショッピです。先日はすみませんでした。
話は変わりますが肉球触らせてください。］

ショッピさんが真顔で渡してきた紙。直球すぎな文が少し面白くなってしまって笑ってしまった。
手をショッピさんに差し出すと一心不乱に触り始めた。ともさんみたいに獣人が好きなのかな。チーノさんも自分と私のもう片方の手を交互に指差していたので両手を2人に占領されてしまった。

しばらく触られていると天井から微かに何かの気配があったので天井を見つめていると、ダクトが凹んで落ち、茶色のブーツが覗いていた。

チーノさんは青ざめショッピさんは口をひくつかせ顔色を悪くする。ゾムさんがすごい殺気を出しながら2人の首根っこを掴み窓から放り投げた。…ええ？！

慌てて窓の下を見るとショッピさんは上手く着地し、チーノさんはあたまから突っ込んでいたが無事なようだ。こちらに手を振っている…よかった。
ゾムさんはガリガリとそこにあった紙にメッセージを鬼の形相で書き殴る。

zm［あいつらマリさんと会いたいからって俺の事部屋に閉じ込めてん！ダクトまでガッチガチに塞ぎやがって開けんの大変やったわ！！！！］

怒りが文字に出ていて少し汚い。
なんだか子供の喧嘩のようでくすりと笑うとむすくれるゾムさん。

《大変だったみたいですね、お疲れ様です。今日一日よろしくお願いしますゾムさん。》

zm［ゾムでええよ。書く時間短縮できるし。］

《わかりました。》

そこまで書くと、扉から誰か来たようだ。

雑面に天と書かれたオレンジの着物を着た男の子…？にしては体ががっしりしている。

rbr［初めましてロボロと言います。先日pikt王国に送ったお手紙のお返事が気とりますよ。渡しに来ました。］

綺麗な字で書かれたメッセージと手紙を渡される。
ありがとうございますの意味を込め笑顔でお辞儀するとロボロさんは一瞬カチンと固まったと思うと少しぎこちなく帰って行った。ゾムさんは爆笑していた。